ご夫婦はアドラー心理学では運命共同体として捉え、最も密接で困難な愛の課題として捉えています。

ご夫婦の問題で悩まれる方は多いですが、実際のところ、どうしたらいいのかどこに相談したらいいのか困ることも多く、解決策の見つからないままあきらめたり、放置しているケースが多々あります。

アドラー心理学はこの夫婦間についても明確な指針を示すことができます。

最初はお子さんの問題で悩んで来られた方が、アドラーを学び始めると、まずご主人との関係が良くなったということはあるようです。

夫婦関係は二者間の距離が一番密接である分難しいのです。

アドラーで言うと「愛のタスク」になります。よくもわるくも運命共同体ということです。

ところが最近のご夫婦関係の傾向を見ていると、相手が自分にとって都合のいいうちは認めるが、都合が悪くなると認めないという偏った価値観で夫婦関係を見ている方がおられます。

また人間の傾向として「好き」なうちは「好きなところ」ばかりに目が行きますが、「嫌い」に目が行きだすと「嫌いなところ」ばかりに目が行くようになるものです。

「お互い様」の気持ちが持てないと、夫婦は成り立ちません。

「根拠を求めず信頼する」ということが一番問われる、常に試されるのが愛のタスクです。そういう意味で夫婦の課題を超えた時、私たちは本当の意味でアドラーの共同体感覚を持てた時と言えるのかもしれません。