お子さんの悩みの中で問題となる行動としては生活習慣のほかに、たとえば「夜の徘徊」「万引き」「嘘をつく」「わざと反抗的になりいう事をきかない」などの意思を伴う行動があります。

これは親御さんをはじめとして大人の対応がその反応を引き出しているということが多いです。

嘘をつくことや、反抗したくないと思っていたり、不適切だという事が分っていても子どもがそうしてしまわざるを得なくしていることは多々あります。

このページではアドラー心理学では、いわゆる意識的な不適切な行動についてどう捉えるのかについて述べていきます。

「大人が介入しなければならない時」-命に関わるとき、生涯にわたって重大な損失を自分や他者にもたらすことが予測できる時、社会にとって破壊的な予測が成り立つときで、それ以外はほとんど体験から学んでもらい、大人が支援するというスタンスで問題に対処していきます。

「嘘をつく子ども」

大人は子供が嘘をついていることがすぐにわかります。どうしてばれるような嘘をつくのかしら?嘘をつくのは悪いことだから許してはいけないと考えると思います。

アドラー心理学の目的論で考えると、嘘をつくことにも目的があって、そのことでメリットを得ています。

「本当のことを言ったら自分にとって不都合なことが起きる」

たとえば叱られるとか罰を受けるという予測があってそれを回避するために嘘をついているのかもしれません。

「相手を傷つけないため」「誰かをかばうため」

子供なりに相手を傷つけないように、また誰か大事な人をかばうために嘘をついているのかもしれません。

このように目的を見ると決してその行動の意図は悪いことではないのです。

それでは子どもに嘘をつくことを止めてもらうにはどうしたらいいでしょう。

日ごろから「嘘をつかなくてもいい」「嘘をつく必要がない」なぜなら「叱らないし、罰を与えることもない」「誰かが傷ついたりしない、君が守らなくても大丈夫」ということを伝え、叱らない、罰しない、ことです。