子育ての困ったを解決

望ましい親子関係の在り方

アドラー心理学の親子関係セミナーSMILEは現在東北ではアドラー東北のみで受講できますが、そのSMILEで提唱している「望ましい親子関係」とは次のような関係を言います

❤親と子が相互に尊敬しあう事
❤子どもに対して礼儀正しく振る舞い子供を対等な友人としてあつかうこと
❤良い点を強調し失敗をできるだけとがめない
❤いいところを探し出す姿勢を持つこと
❤子供を「あるがまま」受け入れ、「あるべき」姿を押し付けないこと
❤兄弟やよその子と比較をさけること
❤子供それぞれに責任を持たせて、責任を果たす訓練をさせること
❤叱ることをやめて、かわりに「論理的結末」の技法をつかうこと
❤良くない行動をする子供は自信と勇気を失った子供であると考えて勇気づけること
❤親子共に自分が不完全であることを受け入れる勇気を育てること
❤ユーモアの感覚を身につけること
❤合理的な規範を設けて、親も子もそれにもとづいて行動するように努力すること。
❤いつでも自分の感情に対して正直であり素直であるように努めること
❤暖かさ、やさしさ、愛情をことばと行動で示すこと
❤相手の立場に立ってものを見ようとすること
❤家庭を民主的に運営すること

子育ての困ったを解決

「嫌われる勇気」で出てきた課題の分離・これは親子間でもベースになる考え方です。
アドラー心理学では「それは誰の課題か?」が出発点「共同体感覚へ向かって」がゴール地点になります。

「ここにいていいんだ」「自分は役に立っているんだ」「自分が好きだ」、子どもがそう思えることがアドラー心理学の子育ての基本。

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兄弟げんか

Q・兄弟げんかが絶えずいつも叱っていて疲れてしまいます。どうしたらいいでしょう。

「相手役にならない&注目しない」

兄弟げんかのご相談はよくあるケースです。多分叱るという対応をされている親御さんが多いことでしょう。
そういう方にはこうお尋ねします。「叱って効果がありますか?」

ほとんどの場合その場ではやめるといった一時的な効果、またはまったく効果がないことでしょう。効果のないことはやらなくていいのです。

アドラー心理学の考え方で行くと「不適切な行動に注目しない」ことと、「課題の分離」「論理的結末」などが使えると思います。これは愛と勇気づけの親子関係セミナーSMILEで学ぶことができます。

目的論でまず考えてみてください。なぜけんかをするのか?という原因論で考えてもうまくいきません。
子どもは兄弟げんかをすることで何を達成しようとしているのでしょうか?

「自分のほうが強いことを示したい」
「自分のほうが力があることを親に見せたい」
「自分のほうを親に注目してもらいたい」

などいろいろ考えられることでしょう。
いずれにしても喧嘩の余波が親にかからない限り親は口を出す必要はありません。注目することでさらに喧嘩をすれば親の注目を得られると思えばますますエスカレートしていくことも考えられます。

喧嘩をせず仲良くしていることもあるはずです。普段からそういう適切な行動に注目し勇気づけしていきたいものです。

「子どもの反抗期」

Q・子どもが反抗的で困っています。何かをきいたり言ったりしても返事をしないことも多いです。どうしたらいいでしょう。

「見守る勇気を持ちたい」

子どもはいずれ親から自立していくことが望まれます。様々な価値観や現実にふれ親に代表される社会・世の中に対して様々な感情を抱くのがこの反抗期と言えるでしょう。

言葉がきついのは「そっとしておいてほしい」という事かもしれません。
こういう時期こそ子供を信じ見守ることが必要とされていると思います。

アドラー心理学で言うところの「信頼」が試されると言っていいのかもしれません。

子どもが反抗的であろうと、口をきかなかろうと、どうであろうと子供を信じて見守る、親の覚悟が試されると言えると思います。

子どもの親離れ
Q・子どもが親離れし始めました。喜ぶべきなのでしょうがさびしくてたまりません。どうしたらいいでしょう。

「子どもが親から自立することが子育ての最終的な目標」

子どもは最初は親からの援助がなければ生きていけませんが、いずれ自立することが望ましいでしょう。しかし親は子供を自立させることはできません。

親の敷いたレールに乗って高校へ大学へと進み、親の希望の就職をして結婚をし離れたとしてもそれは自立ではなく親にさせられた「他立」です。

子どもが親の働きかけによって自立させられたとすればそれは真の意味での自立とは言えません。

子どもは親から思いもかけない方法で離れていくのです。
こういう想定していない方法で親から離れていくことを認めたくない親は子供の自立を喜ぶことができずに怒ったり悲しんだりします。

しかしこういう親の感情は親の問題であり子供にはどうすることもできません。

親が自分の人生を生きて自分の人生を楽しく生きることと、子どもが自分の人生を生きることはまったく別問題であるとまず割り切ることです。

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子どもが嘘をつく
Q・子どもが平気でうそをつきます。どうしたらいいでしょう。

自分が変われば子供も変わるかもしれないと親は思うかもしれません。でもそういう気持ちでいると子どもが変わらなかった時親は怒ってしまいます。

子どもを変えるために親が変わるのではありません。ただ自分が変わるのです。

一方で自分をひどく責める方もおられます。「この子がこんな風になったのは自分のせいだ。」というわけです。
それに対して他に犯人を捜す人もおられるようです。

自分のせいだと考える親は子どもが成功した時にも「自分のおかげ」と考えるでしょう。

本当は子どもが努力したからです。親のおかげで成功したわけではありません。

私のせいで、私のおかげでと言葉に出すほど親が支配的になってはいけないのです。

子どもが変わるか変わらないかは子どもが選ぶことだとまず知っておくことです。

怒りの感情を使うと相手との関係は遠くなります。それでは子供を援助することはできませんし、その時は黙って従うかもしれませんが、それでは自発的にその行動を選択しているとは言えません。

たとえば学校へ行きたくない場合に「おなかが痛い」と子どもが言ったとします。本当におなかが痛いのか、痛くないのに嘘をついているのかはわかりませんが、こんなとき親はどうしたらいいでしょう。

だまって子供の言うことを受け入れ「どうしたらいい?」と聞けばいいのです。
そのうえで「学校に行きたくない時には嘘を言わなくてもいい。」と言っておけばいいのです。

どうしてかというと「学校に行く行かないは子どもの課題であり子ども自身が決めることだからです。」
勉強を学校でするのは子どもですから子どもに決めてもらったほうがいいのです。

子どもについて、これからどうするかという問題に親が悩まなくなった時大きな一歩を踏み出したと言えるでしょう

親が悩んでいることは、子どもを苦しめる、もしくは子供を敵にまわすことになります。
子どもがいい子でないと言っているのと同じだからです。
親は堂々と明るく元気でいればいいのです

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こどもの飲酒・喫煙
Q・子どもが隠れて煙草をすったりお酒を飲んだりしています。親の仕事が教員なのに困っています

親が教員でお子さんがたばこを吸っていてもそれはお子さんの責任です。そのために何か問題が起こったとしてもそれはお子さんが責任をとるべきなのです。なんとかしてやらなきゃと思うことはありません。

親が手を差し伸べて問題を解決してやらなくてもやっていけるという信頼感を持ってほしいのです。

まわりの人たちがとやかくいうかもしれませんが、それはあなたの家族とそのお子さんの問題であり周りとは直接関係はありません。

もしもお子さんに関わる場合、「あなたが困っているのならできることは援助しますよ。」ということはできます。本来お子さんの問題を解決しない方がいいでしょう。

アドラー心理学は決して放任を認めているわけではありません。時に誤解してアナーキーな放任状態になっていることがありますが、子育ての目標は子どもの自立なわけですから、子どもが自力で解決する援助はしても、本来子供の課題であり自力で解決できることを親が解決すれば子どもは依存的になってしまいます。

子どもが何か困ったことをしてもそのことを親の責任だと思って親が何とかしようと思う発想からは脱却してほしいのです。

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