「自分が好き!と言えるためにできること」

「自分には欠点もあるがそんな部分も含めて今の自分が好き」

そう思えたらどんなにいいでしょう。アドラー東北には「自分が好きになりたくて。。」と来られる方が多いです。

私自身が自分が好きになれず悩んでいましたので、自分が好きになるためにはどうしたらいいのか、何が必要なのか、、をお伝えしたいと思います。

実は私は「こうすれば幸せになれますよ」というその方法をいくつか教えてもらって実践し、自分が好きになったというのとは厳密にはちょっと違うのです。

新しい人間関係の方法(これはアドラー東北ではSMILEに当たりますが)を習ってそれを試して実践してきただけです。

これは一般的なアドラー実践にも、アドラー東北のやり方でもそうです。

気がついたら自分が好きになっていました。それもほとんど嫌な経験をせずにです。嫌な経験というのは、できていないところを指摘されたり、短所を治すように言われたりというようなことです。

今振り返ると、アドラー心理学の対人関係法をコツコツと実践してきただけで、いつの間にか気がついたら他者との関係が良好になっており、結果として自分の勇気をくじくことが少なくなり、自分を勇気づけられるようになり、そのサイクルを続けることで自分が好きになれたんだなと感じています。

「今の自分からスタートするのがアドラー流自己受容」

一般的には、現在の自分が人間関係がうまくいっていないとすれば、どこがうまくいっていないのかをセラピストとクライアント側が一緒に考えます。「ここがどうもよくないようだ。だからここをこう変えたらいいんじゃないか。」と。ところがうまくいっていないことを掘り出す、指摘するのは勇気をくじくことになります。

また掘り出されたほうが辛い気持ちになったり傷ついたりします。

アドラー心理学のやり方は、いったんうまくいっているところやうまくいかないこと、短所や長所なども含めて、どこがうまくいっていないのかを棚上げして、現在の自分からスタートして、新しい人間関係法を学び、それを実践して積み上げていく方法です。

新しいことを実践していくと他者との関係がうまくいくようになりますから、今までの方法を使わなくなっていきます。

さらに新しい方法をどんどん試していきます。するとますます今までの自分の方法を使わなくなります。これは勇気づけがベースになった方法ですから、どんどん「自分の好き」が増えていきます。

とりあえず「自分が好きになれないでいる今の自分」にどんどんプラスを積み上げていくのです。だから傷つかずに済むし、気がついたら自分が好きになっていたという事になるでしょう。

またできていないところや短所を治しましょうということも言わないので、現在の自分からマイナスになることもありません。プラスの要素が今の自分に積み上がっていくだけです。

こんな素敵な自己受容の方法は他にはないと思います。傷つかず、辛い思いもせず、新しい人間関係法を学んで実践していたらいつの間にか他者との関係や子供との関係が良くなり、自分が好きになっていた。。

少なくともマイナスになることはないのは、受講される側にとってはとても安心なポイント材料だと思います。

ぜひ多くの方にこのアドラーのプラスを積み上げていくアドラー流自己受容の方法を実践していただいて、自分の勇気をくじくことなく、辛い思いもせず、傷つかず「自己受容」というかけがえのない宝を手に入れていただきたいなと感じています。

「自分に自信がなくても大丈夫」

自分に自信がない方は自分の良くないところにばかり目が行っています。自分の良さに気が付いていないのです。

アドラー東北ではセミナーでも勉強会でも、自分の気が付いていない魅力を同じグループの仲間が見つけてくれます。最初は素直にそう思えないこともあるかもしれませんが、勇気づけられるとうれしいものです。

そして自分も相手の良きところ、魅力を探し始めます。そしてそれを相手に伝えます。同じように相手のうれしい顔を見てさらに自分もうれしくなります。そういったポジティブな関係の循環の中で「勇気づけ」を実践しながら、人間関係法を学んでいくのです。

やってみようと思うことも全部初めての事なので最初はうまくいかないことも多いと思いますが、アドラー心理学では「結果」ではなく、チャレンジしてみようと思ったこと、その姿勢を勇気づけますので、仲間の力によりまたチャレンジをし続けていくことができます。

いずれにしても一定期間継続して学んでいただき、勇気づけが自然に身に付くこと、失敗をチャレンジした自分の勇気と捉えられるようになることで、自分を勇気づけることできるレベルまで行くことができます。そしてそこまで行けば「自己受容」はすでに自分の手に入ったも同じことです。

SMILEで対人関係の基礎を学んだら、その方法を実践することが一つ、そしてSMILEで学ぶこと以外にも自分にできることとしていくつかの方法がありますので、ここで述べていきます。基本はSMILEにあるという事はいうまでもありません。他の方法で自分が一時良い気持ちになるだけではただの自己満足です。対人関係でトラブルが起きるとその程度の自己満足は吹っ飛んでしまいます。心の底から「自己受容」するためにもSMILEで良好な人間関係を築いていく実践の努力を続けることこそ大事なことであることを忘れないようにしたいものです。

「習慣を変えること」

アドラー心理学では習慣もライフスタイルであると考えます。繰り返してきたことによって形成されてきたパターン化した考えや感情に基づいた行動」心理学では性格と一般に言われ変わりにくいものとしています。

しかしアドラーは、性格に「信念」の意味を加えライフスタイルと呼びました。ライフスタイルは変えられるものだとしたのです。ライフスタイルが変えられるのであれば、それに基づく習慣も変えられる、それがアドラー心理学の考え方です。あなたが辞めたいと思う習慣をきっぱりやめることは可能です。そしてよい習慣を身に着けることも可能です。自分にはその能力があると信じて実行継続していくことが求められます。新しい習慣が身に付けばそれは自分の当たり前の習慣にとって代わります。それまで続けることを決めましょう。

「いつものパターンから脱却する」

習慣的な行動というのは無自覚に心地よく行われているものです。まず意識してみることが大事です。

体に良くないとわかっていても朝食を食べないという習慣があったとしても、旅先で友人とゆったりした気持ちで朝食をとる機会があって「なかなかいいものだと思った。」と思ったとします。

朝食を食べないという習慣を自覚することで、考え方や方法でその習慣を変えることができることがわかります。

朝食をとったほうがいいのはわかっている、でも・・・と以前の習慣の時には思ったに違いありません。この「でも」と思う事を止めるのです。

「でも」を「だから」に変えてみます。どうなるでしょう。

「朝食をとったほうがいいのはわかっている。だから食べる。」となります。

「やめよう」「変えよう」と思った習慣について、漫然と続けてしまいそうにな自分にまず気が付くこと。そして「でも」ではなく「だから」と思うことがコツになります。

そうすればパターンから脱出することが可能になるでしょう。実際に人間関係ではどうなるでしょう。

「仕事のミスを突かれるとつい言い訳をしたり怒ってしまう。」という習慣を変えたいのであれば

「仕事のミスを突かれるとつい言い訳をしたり怒ったりしない方がいいのはわかっている。だから言い訳もしないし、怒ったりもしない。」と決意をするのです。

自分のやってしまいそうなパターンを自覚し「だから」を用いてその習慣を意識的に変えていきましょう。

「苦手な相手は過去の自分が作っている」

どうも年上が苦手で、とかどうも同年代が苦手で、とおっしゃる方は多いです。そういう方には子どもの頃の記憶を掘り起こしていただきます。これはアドラー心理学の早期回想という方法ですが、多くの記憶の中からその記憶を選び出したという事に意味があると考えます。

年上の方について何か子どもの頃の記憶がありますか?とうかがうと大概「嫌な記憶」が出てきます。その嫌だというメガネをかけて「年上」を見ている場合がほとんどです。これを認知と言います。

極端だと誰ともダメという方もおられます。過去の自分を知ることで今の自分の生き難さが浮き彫りになります。

私自身のことを言えば、苦手が多くてそれだけ認知がゆがんでいたと言えます。自覚的にその認知を修正することで苦手意識はだんだんなくなりますし、年上でも良好な関係が築ける人が増えていきます。

「無理に人と合せない」-嫌われるのはある程度仕方がないと割り切る

人から嫌われたくないばかりに、無理に相手に合わせたり、ごきげんをとったり、していませんか?それは本当に自分が望んでいることでしょうか?

「人から嫌われたくない」と誰でも思います。KYなどの言葉もあるように周囲の雰囲気を感じてある程度の協調は必要でしょうし、日本には昔から「和」を大事にする気風もあります。

しかしきにするあまりに人の顔色をいつもうかがっていたりするようでは大変です。「嫌われないように」が目的になるとどの人にも合わせていかなければならなくなります。しかしそれは実際のところ実現可能なのでしょうか?

みんなに好かれるのは無理なこと、非現実的なことだと思いませんか?

自分の自由が無くなるばかりでなく自分や周囲にもウソをつくことになります。

「みんな仲良く」は現実には不可能なのです。

何人かに嫌われることはあるかもしれませんが、その際に「みんなに嫌われている」と思い込んでしまうことがあります。これは間違った思い込みです。冷静になって嫌われている人の人数を数えてみればあなたを好きな人もいるはずです。全員に嫌われているわけではありません。むしろそうでない人、また自分の味方の人も必ずいるはずです。

嫌われていると感じるならそんな自分も受け入れてしまう事です。この世界には誰にでも好かれる人はいないのです。好き嫌いは気にせずこの人間関係の中でどのように役立つことができるか、自分らしく生きるにはどうすればいいのかを優先して考えてみましょう。

それには相手との関係がどういう目的があるのかを見つめ直すといいでしょう。会社での人間関係であれば、自分はどんな貢献をして職場の役に立てるのか、お互いに協力し合えるのかを考えて実践するのです。

これができればめったに嫌われることはないはずです。

自分が好かれているか嫌われているかを決めるのは結局は相手の感情であり自分自身ではありません。自分ではどうすることもできないのです。どうしようもないことを気にする必要はありません。そう思えれば人間関係の悩みは軽くなっていくでしょう。

「苦手な人は記憶がつくっている」

最初からこの人苦手だなと思う時もあれば、ある日ある時の体験で苦手だと思うこともあります。

一旦人は苦手だと思うと、苦手意識が先行し、苦手だと感じる部分のみに目が行くようになります。そしてますます苦手意識を強めていくのです。

ですので考え方を少々変える必要があります。その人もいろいろな顔を持っていることでしょう。ある人のある一部分が苦手であると考えるのです。他の部分は気にならない、もしくは好ましい部分もあると考えると一人の人全部が嫌いであるという事はだいぶ減らせるはずです。

人は様々な面を持っていますので、その人のほんの一部分を見て、その人全部という解釈をしないようにしましょう。あなたの苦手なその人は、ある一部分の行動が苦手と感じているだけなのです。

「苦手な人との付き合いは仕事と割り切ろう」

相手に感じる苦手イメージを解消することもできないし、どうしても苦手だと思うという場合もきっとあるでしょう。その際に自分を責めないようにしましょう。

「みんなと同じように仲良くしなければ」という同調圧力や「みんなから認められたい」という承認欲求は持たないようにしましょう。みんなと同じは無理があります。

苦手な人はいて当たり前なのですからそれでよいのです。

でも仕事であれば苦手な人とも付き合わなければなりません。仲良くなることはあきらめるのも肝心です。割り切って接しましょう。敬意を払って仕事をこなし、大事なことを伝えることを忘れなければ、それ以上の事はしなくていいのです。

自分から苦手であることは示す必要はないのですから、適度な距離を保ちましょう。

出来る限りの付き合いはして嫌な気持ちになってもそれ引きずらないことです。苦手な人を何とかしようとして頑張るあなたは周りからもわかるものです。理解してくれる人との付き合いを大切にするようにしましょう。

「不機嫌は自分のせいではない」

相手が不機嫌だと原因が自分にあるのではないかと悩んでしまう人は多いようです。メールの返信がないとか、今日は笑顔がないとか、むすっとしているとか。。

しかしあなた自身も不機嫌な日はあるはずです。あまり体調がよくなかったり、家族とけんかしたり、何か気になることがあったりなど原因は自分にあることが多いのではないでしょうか?

アドラー心理学は行動は目的に添っていると考えますので、不機嫌な人は他者を遠ざける目的があるのかもしれません。

いろいろ勘ぐって悩むのは馬鹿らしいことです。不機嫌な相手に接しても、その不機嫌は自分とは関係がないと考え気にしないことです。その不機嫌が自分に対してだけ長く続くようであれば、その時はなぜだろうと考えればいいのです。そのようなことはめったにないのです。

明日からの関係をよりよくすればいいと考え、今日は話しかけないでおこうぐらいの配慮で十分です。逆に言えば自分の期限が悪い時も相手からそう思われているという事。

自分にしろ相手にしろ感情の揺れが大きい時は、その目的を考えるだけでも衝突は避けられることでしょう。

「大人どうしで褒めること」