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やる気を引き出す方法

やる気を引き出す方法

勉強をしない子供・悪いことをする子ども・手伝いをしない子供
その行動の意味は?

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「子どもの行動を観察しよう」

最初にやるべきことは子供の行動をよく観察することです。
その際には大事なポイントがいくつかあります。

子どもがどんなつもりでそのような行動をしたのかを知っていること。
親や先生の価値観から観察するのではなく、実際に子どもの目を通してみる必要があります。

子どもが何を求めているのかを知っていること。その子の意図、行動の目的を見つけるようにすること。

子どもの関連している行動をすべて観察すること。

子どもにとってはグループへの所属を認めてもらおうとして行動することが多いので、子どもにとっては建設的であることをわかってること。

観察したものを解釈するときには目的を中心に分析すること。

何度も繰り返して起こることはよく観察すること。

その子どもが成長段階のどのあたりにいるかを知っておくことです。

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子どもの行動はいきあたりばったりに行われているのではありません。子どものすべての行動を観察してそこにその子特有のリズムがあることに気がつけばその子の人間性は一つに統合されていることがわかります。

その子の行動が理解できてはじめてその子に対して適切な対応策が取れるのです。

子どもの観察でまず気が付くことは子どもを動機付けている意図です。ある子供は一番になることのほかに人生の目標はないかのような行動をします。このような子どもは一番になろうとして懸命に努力しますが一番になれないとわかると、今度は最悪と思われるようなことをやりかねません。

またグループ内で自分の役割は厄介者になることだという考えのもとに行動する子どももいます。あるいは先生や親の後押しがないと何もできない子供もいます。

子どもを動機付けている意図は時として「一番になること」とか「厄介者になること」「お姫様」「いじめっ子」「弱虫」「暴君」などの特別の役割を引き受けることによって安らぎを得られる子もいるのです。

子どもの心構えはその子の行動の観察を通じて知るだけでなく、その子の姿勢、人と接する態度、あるいは顔の表情などからも知ることができます。

行動を観察して記録する場合には、変わったこと、面白いことが起こる度にそれを正確に記録し、そこから子供の意図するものを推測して理解できなければなりません。

記録のための上手な方法については以下のようになります。

(1)行動の起った日付、場所、状況、行動の背景がよくわかること
(2)子どもの行動に対して相手がどのようなふるまいをしたか、そのふるまいに対してその子はどのように応じたかがわかること。
(3)子どもが行動している時、周囲の人がその子に言ったことと、その子が言ったことが記録してあること。
(4)その子の姿勢、身振り、声の調子、顔の表情など、その子の気分や感情を知る手掛かりになるものが記してあること。
(5)その子のエピソードがたくさん記録してあること。

子どもはいつもその時の状況を自分なりに解釈して行動します。私たち大人の行動を見て自分の行動を決める時もありますが、多くの場合には子どもの行動に私たち大人が動かされています。大人は子供のリーダーの役割を果たすどころか子どもに引きずられているといってもいいぐらいです。

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「やる気を起こさせる効果」

子どもにやる気を起こさせる場合に一番の問題となるのは、子どもが自発的に動こうとしないことです。

子どもに仕事をさせようとする場合には、「たくさんあって大変だね」といったように最初にねぎらいの言葉をかけてあげる必要があります。

次に一度にたくさんのことをさせようとしないで、手頃な量にわけて割り当てる必要があります。そのほうがずっとやってみようという気持ちになるものなのです。

子どもを指導する場合には、その子がやる気を起こすような「勇気づけ」が必要です。このことを知ることが子どもを指導する人の第一の条件と言えます。

子どもは誰でも自分は立派なんだと思いたいのです。つまりいつも不安のない安全な状態でいたいと思っています。このような状態に子どもを置くことが子どもをやる気にさせることにつながるのです。

そのためには次のような心構えが必要になります。

1.「君ならきっとできるよ」という態度を常に示す
2.「やってみるのはいいことだよ。失敗することなど考えない方がいいよ」と積極的にやることを促してみる。
3.必ずやり遂げられるような援助をする。つまり子どもに手の届かないような標準を示さないこと
4.その子なりにうまいことをしたら、必ず褒めてやること。「君には立派にやり遂げる力があるんだよ」というように、その子を信頼していることを伝えること
5.子どものあるがままを受け入れること。批判がましいことを言わずにその子を好きになってあげればその子も自分自身が好きになり自信を持つことにつながる。
6.子どもにある程度の権利と特典を許してあげること

このような心構えで臨めば、子どもはあなたから「信頼されている」ことがわかり、安心します。子どもにとってはこの「信頼されている」という気持ちが非常に大切なのです。

親や教師と子どもとがこのような関係で結ばれていれば、まずやる気を起こさせるのに失敗することはないでしょう。

やる気を起こさせるのは、あなたがその子を信頼しているのでなければできることではありません。それもその子の将来の可能性ではなくて、その子が現在持っている長所や才能を信頼しているのでなければなりません。そしてこのことをその子に伝えることです。

子どものあるがままの能力を信頼しない限りその子にやる気を起こさせることはできません

やる気を起こさせる目的は、子どもに勇気と責任感を持たせ、勉強好きにさせることです。子どもが社会的関心を高め、グループに役立つような能力を身に着けるためには、どうしても他の人からやる気を起こさせてもらう必要があるのです。

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「効果の上がる9つの方法」

子どもにやる気を起こさせる人は子どもに対して次のような接し方をします。

1.子供のあるがままを評価する
2.子供の人となりを信頼していることを伝え、子どもが自分自身に自信が持てるようにしてあげる。
3.子供の能力を信頼する。子どもの自尊心を培う一方、子どもから信頼されるようにする。
4.子供の努力を認める。仕事を完成させたら「よくやった」とほめてあげる。
5.子どもは目覚ましい進歩を遂げるためにはグループの訓練が大事である。
6.子どもにとり、グループに所属していることが心の支えとなるように、グループのまとまりをよくする。
7.子どもに技能を身に着けさせるには、子どもの気持ちや能力に合わせて、順を追って焦らずに実施する。
8.子供の欠点ではなく、子どもの能力や長所がどこにあるかをしっかりと見定め、それを指導することに重点を置く。
9.指導を活気あるものにするには、子どもが興味を持っていることを上手に利用する必要がある。

状況・分野に応じたやる気の起こさせ方

子どもにやる気を起こさせる基本原則は上記に述べたとおりですが、こういったことをすべて身に着け実行できれば、子どもにやる気を起こさせる勇気づける雰囲気が出来上がり先生は生徒に対して自信を持って接することができます。

子どもたちは自分のやったことの出来、不出来ではなく、一つのことをやり遂げたかどうかで評価してもらえるので心置きなく力を出し切ることができます

先生と生徒がこのような関係を保つことができれば、教育の目的はほぼ達成されたことになります。
子どもへの対処が変われば必ずよい結果が現れてくることを先生自身がはっきりと認識すれば、子どもの誤りや欠点を見つけては指摘し、直すことの身に重点を置く指導というのはなくなっていくことでしょう。

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