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子供との関わり方

子供との関わり方

「アドラー心理学の目指す教育の目標は自立」

子どもは親が考えているよりもずっと早く自力で多くの事ができるようになっています。でも親のほうは子どもはいつまでも援助しなければ生きていけないと思っています。親の方がいつまでも小さい子供のままと同じだと思っていると自立する必要がないと子どもは感じ、できないふりをすることになるでしょう。

子どもの自立を妨げず親が自立についてしっかり理解しながら子育てをしていくにはどうしたらいいのか、アドラー心理学の子育てはシンプルでありながらも確実に親子の関係を変えていく方法です。

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「自立するための三つの条件」

子どもは小さい時は親の援助がないと生きていけません。しかしいつまでもその状態にとどまっているわけではないのです。いつまでも子供が小さい時のままだと思っていると、自立できないふりをします。子どもが自立するとはどういうことなのか、親がしっかりと理解していなければ子どもの自立を妨げるという事はありえるのです。

1.自分で決められること

自分で決めなければならないことを自分で決められることが自立の条件のひとつです
アドラー東北の受講をされる方の中にも、たぶんご自分では意識していないのでしょうが、何をするにも相手に許可を求める方がおられます。
相手に決めてもらうという事は自分で責任をとらないという事です。これは子供のころから常に大人の許可を得なければ決めてはならないと思い込み、そのようにしてきた習慣の延長で大人になってからもそうしているのだと思います。自立した人間は自分で自分の行動を決定し責任をとろうとします。アドラー心理学の考える自己決定性は「自立」とつながっているのです。

2.自分の価値を決めることができる

次に自分の価値を自分で決められるという事が大事です。自分の言動が自分で適切かどうか判断できなかったり、誰かに認められなければ自分の価値を自分で認められない人がいます。

自分で自分の言動が正しいと確信できないと、誰かがいいと言えば喜び、批判されたらたちまち自分の言動を変えるようでは自立できていないという事です。

なぜこうなるのかといえば、今までの子育て、叱る、褒めるという対応をされて育ったからです。叱られたくない、できれば褒められたいと思った子供は、親の期待に添うために特別によくなろうとし、それが果たせないとなると今度は一転して特別に悪くなろうとします。

いずれにしてもほかの人とは違った人にならないといけないと思い込むのですが、そうではなくてありのままの自分に価値があると思えることが大事なのです。子どもがありのままの自分を受け入れていれば「自立」できているということになります。アドラー心理学でいうところの「どんな自分でもありのままの自分が好きであること」すなわち「自己受容」できていることも「自立」にとっては大事です。

3.自己中心から脱却する

アドラーは「甘やかされた子ども」について言及することが多いのですが、それは下記のような状況で共同体の中で自分中心の考え方を形成してしまうからであり、アドラー心理学のカウンセリング他ではそういったライフスタイルを再教育することを目指していきます。

子どものときは親が必要ですから、多くのことが自力でできるようになっても何もできないふりをして周りの大人から援助を受けることを当然と思う子どもは自分が家庭の中心にいると思い違いをしています
そのような子どもは何か困ったことにあっても他の人があらゆる困難を自分のために取り除かれなければならないと考えてしまいます。
そのような子どもは自分が注目の中心に立てなければ満足できずもしも思うような注目を得られなければ叱られるようなことをしてでも注目を得ようとします。

通常人は複数の共同体に所属していますが、その共同体に自分の居場所があると感じられること、自分が共同体の一部であると感じられることと、その共同体の中心であるということとはまったく別の事なのです。
他の人は必要があれば自分を援助してくれるかもしれませんが決して義務ではありません。総じて他の人は自分の期待を満たすために生きているわけではないということを知ることで、自己中心性から脱却することが自立するための三番目の条件になります。

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「勉強について子どもとどう関わるか」

親は子供の勉強について何ができるのでしょうか。もし子供が勉強をしないでいい成績をとれなくても困るのは子供だけです。勉強しなかったことの責任は子供が取るしかありません。

その意味で勉強は子供の課題であるという言い方をするのですが、子どもの課題である勉強については子供に一切何も言わないことが大事です。
しかし何も言わないで済ませられる親の方が少ないですし、できないとお感じになる方は多いでしょう。
結局のところアドラー心理学で言うところの「子どもの課題」に、それが分っていても土足で踏み込んでしまう事の方が多いのではないでしょうか。

そうすると親子の関係を損ねますし、そのことによって子どもが勉強をしないという決心をしてしまうぐらいであれば、適切な関わり方について学ぶことが望ましいと考えます。

「子どもと良い関係を築くためにアドラー心理学の子育て法を用いる」

アドラー心理学を学び始めるとほとんどの方は子供との関わり方がまったく違ってきます。
アドラー東北にお子さんの事で悩んでいらした方もほとんどがまったくそれまでとの親子関係が変わることを経験します。
まずは親が適切な子どもとの関わり方を学び、子どもに対しての対応を変えていくとそれに伴って子どもの反応が変わっていきます。
アドラー心理学の勇気づけの子育てを、今悩んでおられる方にぜひ実践していただきたいと思っています。

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「叱ってばかりいること」

「うちの子、さっぱりいう事をきかなくて。。」「どうしたらいいんでしょうか?」アドラー東北にはそんなご相談でお見えになる方が多くおられます。
「どのように対応しておられますか?」とおうかがいすると「叱っています。」というお答えがほとんどです。

アドラー心理学の子育て法では「叱ることは百害あって一利なし」と考えます。

「叱ること」で「何をしてほしいのか?」「どうしてほしいのか?」「どうなってほしいのか?」は、伝わるのでしょうか?

お子さんが親の言うとおりに行動しない、問題行動をする。あるいは勉強をしないのを見てついカッとして子どもを叱ってしまう、ほとんどの方はそういいます。

このような時親は子どもに自分の思うとおりに行動してもらいたいのであり、そのためには叱ることが有効だと考えています。

ところが実際には子どもは叱られても一向に行動を改めようとはせず、何度でも親は子どもを叱り続けなければなりません。

叱ることで子供の行動に変化が見られないのであれば、叱ることは子供の行動を変える方法として適切ではありません。

それにもかかわらず親はより強く叱らなければと思ってしまうのです。そうすれば聞いてくれるのでは?という希望を持ち続けてしまいます。

叱ることは即効性はあるでしょう。叱られると子どもはしばらくの間は問題行動を止めるかもしれません。しかしそれはただ親が怖いからです。

怖い親の言うとおりになった子どもは、誰かや何かの指摘を恐れる器の小さい子供になってしまいます。

また怖い人がいるところでは適切な行動をし、怖い人のいないところでは不適切な行動をするようになるかもしれません。

ではなぜ子どもの行動を叱ることでは変えられないのかというと、アドラー心理学では目的論に添って考え、説明をしていきます。
「その不適切な行動をすることで子どもは欲しいものを手に入れている」と考えてみます。
その手に入れたいものとは「親の注目」です。

「叱られても」親の注目が得られることが分かった子どもはその方法を止めることはありません。
ですから叱っているからこそ問題行動をやめないと考えるのです。

「叱ること」であなたが子どもにしてほしかったことは何でしょう?
「適切な行動」をしてほしいという事ではないでしょうか?
「おもちゃを散らかしたまま」の子供を叱るのは「かたずけてきれいにしてほしい」ということを伝えたかったからのはずです。

ですから「片付けてくれないかな?」と穏やかに伝えればいいのでは?と思います。叱る必要もなく「わかって欲しかったこと」がストレートに伝わります。
子どもを叱るのは、言葉で説明しても理解できないと思っているからであり、子どもが親とは対等であるとは見ていないという事です。
子どもを対等な人間として見ていない限り子どもとの関係は良くなりません。子どもは大人と同じで人間関係で下に置かれることを好きではないのです。

今までの子育てとアドラーの子育ての方法では、これほどの違いがあるのです。今までの子育てで私たちが犯してきた誤りは、叱ることで子供との関係を悪くしたうえで子どもを援助しようとすることでしょう。
子どもとの関係を良くしたうえでこそ援助をすることができるのです。

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「褒めることも好ましくない」

子どもが運動会で一位をとった、成績がよかった、テストで100点をとった。などなど子どもが結果を出したときに「褒める」ということを親がするのは良くあるパターンでしょう。

アドラー心理学の育児方法・勇気づけは「褒めること」とは違い、褒めることにも大きな弊害があると考えています。

アドラー心理学の課題の分離で考えると、勉強は子供の課題です。ですからそのことについてできた、できないを基準に親が喜んだり、そのことについて褒めたりということ自体おかしな話なのです。
子どもは親のために勉強をしているわけではないからです。

子どもを褒めることの問題は、褒められないと子どもが適切な行動をしなくなるということです。

褒めてしまったら、こどもはとてもいい気持ちになりますから、褒めて欲しくて行動をするようになります。いい成績をとったりすると欲しかったものをあげますよ、とかお小遣いを値上げしますよというようなことをする親もいますが、これもご褒美という意味では「褒めること」に分類されます。子どもは良い成績をとったことで自分で満足しているのですからさらに褒める必要はないのです。

では良い成績をとれなかったらどうするのでしょう。いつも良い成績をとれるとは限らないのです。
子どもが落ち込んでいると何とかしなければと思われる親も多いでしょう。そんな時に何か言葉をかけたりすれば、誰かが自分がそうしているとかまってくれる、または自力では失敗は乗り越えられないと思ってしまうかもしれません。

世の中に出た時に「他の人が自分が落ち込んでいるからと言って助けてくれたり優しい言葉をかけたり」してくれるとは限らないのです。
「何かしてほしいことはありますか?」という言葉ぐらいで、あとは本人の気持ちを確かめたらそれに沿って見守ってあげるぐらいがせいぜい子どもの自立を妨げない方法と言えると思います。

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「親は子供の人生を決められない」

大人が子どもを自立へ向かって援助するためにはまず大事なことは「関係が良くなければならない」ということです。

関係がよくなるためには、きちんと課題を分けて子どもの課題に土足で踏み込まないことが大事であり、これをできないと関係を損なうことになってしまいます。

本当に子どもが困った時に、この良い関係性が築けていないと、子どもは親に相談できないでしまうのです。

子どもから援助の依頼があれば援助すればいいですし、求めてもいないのに子どもの課題に口を出して問題が起こると、子どもはその問題を親のせいにしてしまいます。

たとえば学校の教材を忘れ物をしないように持って行くのは子供の課題です。
これを頼まれもしないのに子供のためといって親が勝手に届けていたとします。いつもできるとは限りませんから、できなかったときに子どもは親のせいにします。
「お母さんが届けてくれなかったから。。」

その時にあなたはきっとこう思うに違いありません。
「私が悪いの?だって自分の問題じゃないの。。」と。

相手の問題を勝手に解決しているとうまく行かなかった時子どもは自分で責任をとらないばかりでなく、親や誰かに責任転嫁するようになります。

本来自分が行動して自分が責任をとるのが「自立」の基本とすれば
責任転嫁をするような事態は「自立」からはほど遠いものであることはご理解いただけるでしょう。

アドラー心理学の課題の分離は、責任を自分で取ることを学んでもらうためにあるので、子どもの問題に親が勝手に介入し解決することは、子どもが失敗から学ぶ機会を奪う事になると言えます。

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「ありのままの子どもを見る」

子どもは大人の目から見ると経験が少ないのではたで見ていてハラハラすることが多くあります。そこで大人はついつい口出し手出しをしてしまいます。

出かける時間が迫っているのにぐずぐずしていれば「早くしなさい」と言いたくなりますし、テレビやゲームに夢中になってばかりいれば「勉強しなさい」といいたくなります。

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