東北・仙台・盛岡・郡山・アドラー心理学講座 勇気づけ 不登校 子育て 自分を好きになる講座

子育て中の方へ

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お子さんの行動・不登校やお子さんとの関係にお悩みのあなたへ

アドラー心理学の提唱する子育て法
「お子さんの本来持っている力を伸ばし・自立へとつながる勇気づけの子育て法」

☑「怒りたくない」
☑「イライラしたくない」
☑「言われなくても自分でできるようになってほしい」
☑「学校へ行かなくなって困ってしまう」

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このページをご覧のあなたはお子さんの事で心配や不安でいっぱいかもしれません。またうまくいかない子育てにイライラなさっておられるかもしれません。

またお子さんのことが気がかりで、毎日手を貸し口を出しながら関わりながら疲れ切っているかもしれません。

そうでなくても毎日大変なのに、、、。出るのは怒りと悲しみとため息ばかりかもしれません。

「いう事をきかない」「約束を守らない」「びっくりするような行動を取る」

お子さんと関わっていると思い通りにならないことばかりのように感じられることでしょう。

でも、そんな日々を変えたいとお考えならアドラー心理学を学んでみませんか?
とても役立ちます。だから
「安心してください。」
と申し上げておきます。

なぜならば
「適切な行動に変わっていく力をあなたのお子さんは必ず持っている。」
からです。

そして親であるあなたにもお子さんを信じる力が備わっているからです。

だから適切な行動にお子さんが自分で変わっていき、あなたはお子さんを信じて見守るので楽になるーそんな子育て法がアドラー心理学の子育てです。

従来の子育てとは違った勇気づける新しい子育て法をアドラー東北で学んでみませんか?

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❤アドラー東北から子育て中の皆さんにお伝えしたいこと

「自分はあなたという子供を持てて幸せだとお子さんに伝わっていますか?」

子どものためと思って、失敗したりできなかったことだけを指摘しているとお子さんは自信を無くし、自分の存在が親にとって「負担」「邪魔」「悪」であると考えるようになるかもしれません。

また結婚して子供を持つことは大変なことばかりで何もいいことがないと思うようになるかもしれません。

実は私がそうでした。
親が口をひらけば文句ばかり言うので「子どもを持つことは幸せではないのだ。」と思い込んでいたのです。

また「嫌われている」とも思っていました。だから私も親を嫌っていました。

もしもアドラー心理学に出会わなかったらこの親子間のギャップには気が付かずに、自分も好きになれず、親も好きになれないままだったと思います。

大変なことももちろんあるし、いい顔をできない時もある、でも「あなたという子供を持てて私は幸せである」ということさえ伝わっていれば、子どもは、きっと自分が親の幸せに貢献できる人間であると感じて成長していくことでしょう。

子育て中の方にアドラー東北はこのことをお伝えしたくてアドラー心理学のセミナーを提供しているのです。

「ワンコインアドラー流子育て講演会の様子」
子どもの不適切な行動には「自分にとっての善の目的がある」こと、親御さんがお子さんを持てて幸せであることを伝えていくことをお伝えしました。

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❤アドラー心理学を学んだ方が皆さんおっしゃること

「今まで以上に子供が愛しく、可愛らしく、けなげに感じるようになった。」

それはどんなに不適切な行動だとしても「そんなことまでして私に愛されたかったんだね。」ということに気が付くから。。

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母親のもっとも重要な課題は、子供に信頼できる「他者」を経験させることである。
誰もが他者に関心を持つ能力を持っている。
しかし、この能力は訓練され、鍛えられなければならない。

アルフレッド・アドラー「人生の意味の心理学」

子どもにとってお母さんは、初めて出会う自分以外の人間。つまり「他人の代表」です。社会では他人とうまく付き合えると、生きていくのが少し楽になります。だからこそ「他人はあなたの味方で、仲間だ。」ということを、お子さんが感じられるようにふるまってください。
岩井俊憲著「つながる勇気」より
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今までの子育て・これからの子育て

「今までの子育ては・・」

「親のしてきたことの踏襲」「合理的でない」「つじつまが合わない」「その場しのぎ」「親と子の関係が悪くなる」

「アドラー流・これからの子育ては・・」

''「合理的で筋道の通った方法」「子どもが自立し社会に適応できる」
「親と子が仲良くなれる」''

アドラー心理学の子育て法を学んであなたの悩みを解決しましょう!
アドラー心理学は子育てや教育のために大変有効な心理学です。

アルフレッド・アドラーは世界で初めて児童相談所を開設し子供の行動を観察しながら不適切な行動の治療を行ってきた小児科の医師でもあります。

子どもの困った行動にどうしたらいいのか、多くのお母さんたちが悩んでいるのです。

そんなお母さんたちのために開発されたのがSMILEです。

実際に子育てに「効果の高い方法」として定評のあった北米のアドラー心理学を日本人向けに編集したプログラムで、すでに受講された方は15万人いらっしゃいます。

従来の方法ではうまくいかないのに多くの方は別の方法を知る機会がありません。
もしも別の方法を知っていたら、それを用いて対応できますし、自分の選択肢が広がります。

アドラー心理学をもとにした勇気づけの子育て法は、子どもの良さを生かし自立を促し、親が楽になる子育て法です。

アドラー心理学をベースにした子育て法は、今までの子育ての方法とは全く違った別の方法を提示します。

子どもの行動を理解し、子どもとの関わりかたを学び、子どもの伸ばし方・自立心の育て方、叱らず怒らず子どもに伝わる言い方、など子育てで必ず直面する悩みや問題を解決する内容になっています。

今までの子育てでは様々な弊害が出る

アドラー東北ではアドラー心理学に基づいた親子関係セミナーSMILEを通して新しい方法をご提案する前に今までの子育ての弊害についても学びます。(SMILE)

今までの子育て方法として、子どもが悪いことをしたら、叱る、罰するなどの方法が取られることでしょう。

また良いことをした時、成功した時だけ褒められる、ご褒美をもらえるなどの方法もあると思います。

このことで様々な弊害が出てきます。

1、人によって人の顔色をうかがう子供になる。
褒めてくれる人、ご褒美をくれる人がいるときは適切な行動をするが、褒めてくれない人だと適切な行動をしない。
また叱る人の前では適切な行動をし、叱らない人の前では不適切な行動をする

2.子供の要求がエスカレートする
褒められることやご褒美はどんどんより多く、より高額にとエスカレートする

3.結果ばかり重視する
前回よりもよい結果を求めるあまり、そのためにした努力について目が行かない。

4.結果を求めるあまり手段を選ばなくなる
褒められたりご褒美をもらうためには、たとえ不適切であろうともそのためには手段を選ばなくなる。

「それじゃあ、どうすればいいの?」
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勇気づけ」という方法があります。

アドラー心理学は「勇気づけ」という方法を通して、新しい子育て法を提案しています。

アドラー心理学ではお子さんが不適切な行動をする場合、良い悪い、正しい間違っているという視点ではその行動を捉えません。

適切な行動を知らない場合
適切でないことはわかっているけれどどうしたら適切な行動になるのかわからない場合
自分が望むものを得ている場合
不適切な行動でしか満足を得られないと感じている場合として
それぞれのケースに応じた対応を学んでいきます。

どの場合にも今までの対応・叱るなど・では適切な行動をお子さんに伝えることはできません。

叱られれば悪いことだということはわかりますが、それではどうしたらいいのかはわからないのです。

いずれにしてもアドラー心理学では、お子さんの不適切な行動は「勇気をくじかれたと感じて」とか「勇気を持てなくて」という状態になっているので、と捉えています。

お子さんには勇気を持てると、自分で解決へ向かって行動を起こす力が備わっています。
そのためにも親御さんに必要なことは、アドラー心理学を学んで「勇気づける親」になっていただくことなのです。

アドラー心理学においての「勇気づけ」は子育てのみならず対人関係のコアとなる技法です。

アドラー心理学は別名「勇気づけの心理学」とも言われ、勇気づけとは「困難を克服する活力を与えること」です。

お子さんが、これからの人生で様々な困難に直面した時に、それを自分の力で克服していけるように育てるのが勇気づけの子育て・アドラー心理学の子育てです。

親が勇気づけができると、親はもちろんですが子供も人間関係の事についての悩みが減り、私たちは人生を豊かに生きていくことができます。

勇気づけは、子どもさんのみならず自分自身にも他人にもできる方法ですからどなたでも実践することができます。

元気な人をより元気にし、失敗して落ち込んでいる人にも活力を与えることができるという特徴があります。

習慣化することで、お子さんは壁に直面しても「ここを超えればもっと成長できる」とチャレンジができるようになりますし、「困難は克服できるものだ」と捉えることができるようになります。

そして目標に向かって人と協力し合ったり、貢献することができるようになっていきます。

「ともに喜び合うのが勇気づけー子どもの側に立って喜びを感じとりともに喜ぶことを言います。

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子どもの努力の結果に対しては、ご褒美や褒め言葉で評価をするのではなく、子どものうれしい気持ちに共感しともに喜び合うのが勇気づけです。

子どもに辛いことがあっても「この子はきっと自分の力で乗り越えられる」と子供を信頼し、尊敬し続けること。

その姿勢が子どもに安心感を与え、子どもを勇気づけることになるのです。

「ともに悲しむことは必ずしも勇気づけにならない」
子どもが悲しんでいる時、ともに悲しむことは多くの場合には勇気づけになりません。なぜならこれは子どもをあわれむ「同情」になり子供を支えていることにはならないからです。

勇気づけはお互いを信頼して初めて成り立ちます。同情では子供を信頼していることにはなりません。

同情された子どもは自分をみじめに感じます。
子どもの悲しみを理解することとともに悲しむこととは違うのです。

勇気づけはなぜ必要なのか?

アドラー心理学の子育てでは「勇気づけ」を提唱しています。なぜ勇気づけが必要なのでしょう?勇気づけることにはどんな効果があるのでしょう?

「子どもが自立する」

子どもを支配し従わせることが子育ての目標ではありません。子育ての目標は子どもが自立することです。そのための有効な手段として「勇気づけ」があるのです。

「子どもが自分のことを好きになる。」

勇気づけは子ども自身のあるがままを認めてあげることです。そうしてもらうことで子供は自分に自信を持ち自分を好きになります。

「叱れたり」「上から目線で励まされる・褒められる」では子どもは精神的な安定を保てないのです。

「子どもが自分の力を信じられるようになる」

勇気づけでは子どもの行動のプロセスに注目します。ですからたとえ失敗であってもそこにいたるまでに努力したことを認めます。
すると子どもはさらに意欲的になり、積極的に経験を積み重ねていけるようになるのです。

この経験の積み重ねにより子どもは「自分は問題を解決できる」と考えるようになります。

「親を信頼するようになる」

勇気づけをすると子供を尊敬し信頼しているというメッセージが伝わるため子供もまた親を尊敬し信頼するようになっていきます。

勇気づけは親の価値観の押しつけではないのです。

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尊敬しあい信頼し合うこと

勇気づけがアドラー心理学の技法とすると、その根底にあるのは「相互尊敬」と「相互信頼」です。

この二つが欠けているとせっかくの「勇気づけ」も、単なる「操作」になってしまい、親が子供を自分の思うとおりにしようとしていると子どもが感じてしまいます。

尊敬とはなんでしょう?
尊重とはどう違うのでしょうか?

尊重は相手を自分より劣ったものとみなし、そのうえで相手を認めること。
尊敬は相手を同じ価値をもつ人間として重んじること

すなわち
その子どもが存在しているだけで尊敬に値し、親から見てどんなに能力がない子供でも人間としての価値は少しも劣っていないということ。

信頼とは何でしょう?
信用とはどう違うのでしょうか?

信用「ちゃんとお手伝いができるから」「一生懸命勉強しているから」「いう事を聴くから」といった理由で子供を良い子だと信じること
基本的に信じておらず現実に「~~した。」「~~している。」という条件が付いた時はじめて信じること

信頼は「不適切な行動があってもその子の人格を否定しない」
やり方を知らなかっただけ、悪意からではない、適切な方法を知れば行動を変えてくれるに違いない、とその子の可能性を信じ続けること
親が子供を信頼できてはじめて子供も親の勇気づけにより親の信頼にこたえてくれるようになる。

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家族は子どもにとっての世界である

子どもは生まれてすぐに家庭という世界に所属します。
すなわち子どもにとっては、社会とはどういうものかを示すのが家庭なのです。

アドラー心理学のライフスタイルには、世界をどう思っているか(世界観)、自分はどういうものであるか(自己概念)、自分はどうあるべきか(自己理想)という三つの要因があり、子供時代に最初に所属する家庭の中でそれらが形成されると考えます。

またアドラー心理学では子どものライフスタイルの形成は10歳ごろまでに決まると言われており、ほとんどが家庭の中でその形が出来上がります。

子どもにとって家庭は初めての社会的なグループであり、家族は初めての自分以外の存在・他人なのです。

家庭は子供にとっての世界であり、家族は世界に住む人々であるのです。

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家庭の中の雰囲気は、世界の中の雰囲気として子供には記憶されます。穏やかで笑いの絶えない家庭であれば、世界は穏やかで安全なものと認識されます。

家族は、これから子供が成長に従って接するであろう社会や世界の人々のモデルとなります。

父親が怒ってばかりいれば、子どもにとっての年上の男性は「怒り」を使う人ということになります。

母親が不安を感じながらいれば、年上の女性は不安で不安定なもの、不確かなものとして捉えることでしょう。

兄弟の関係では、同年代の人々、時には年下の人々とどう付き合うかを学びます。

こう考えると初めに所属する家庭がいかに子供にとって重要であるかがお分かりになると思います。

子どもは常に自分以外の人に対する行動の試みをしているのです。

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今までの子育て方法について、考えてみましょう。
たぶんこういうものだろう、と自分の親がしていたことを踏襲されている方がほとんどだと思います。

悪いこと、好ましくないことがあれば叱り、できていないことがあれば指摘して直すという方法をほとんどの親御さんがしておられると思います。

それで不具合がなければいいのですが、もしも何らかの憂慮すべき事態を招いているとしたら子育ての方法を考え直すという選択肢も必要ではないかと思います。

今までの方法を繰り返しても同じ結果しか得られないからです。

アドラー東北では、アドラー心理学に基づいた新しい子育て方法をご提案しています。

お子さんの自ら持っている力を伸ばし、自立へと導く勇気づけの子育て法をぜひアドラー東北で学んでみませんか?

アドラー心理学に基づく子育て法のコア

アドラー東北の提供するSMILEという子育て講座では、以下の四つのポイントを押さえて勇気づけの子育てを勧めています。

子育ての目標の明確化
「どういう子供に育ってほしいか」が明確になっていると、よりどころがある精神的に余裕のある子育てができます。

「どんなお子さんに育ってほしいですか?」とSMILEにおいでくださった皆さんにお聞きすると「自立した人間になってほしい」「自分の人生を生き生きと生きて欲しい」など様々なご要望をお持ちのようです。

「それではそれは常にお子さんへの対応を考える時にあなたの頭の中に明確になっていますか?ご主人との意思の疎通はできておられますか?」と問うと、ほとんど日常では意識することがないというご返事をいただきます。

せっかく持っている子育ての目標を常に自分の中で明確にしておくことで、その場しのぎの対応が減っていきます。

アドラー心理学をベースにしたSMILEではまず、その子育ての目標の明確化から取り組んでいきます。

アドラー心理学をベースにした子育て方法を学ぶ
基本的な事柄と応用方法がわかるので、迷ってもぶれない子育てができます

アドラー心理学の子育て法は、アドラー東北では盛岡・仙台・郡山で受講できるようになっています。

現在東北地方ででSMILEを開催しているのはアドラー東北だけです。

基本的に押さえておきたいポイントが8章で学ぶことができます。

これらのポイントを知っていると、迷った時や困ったときに拠り所として使うことができ、お子さんとの関係で悩むことは少なくなり、良好になります。

またお子さんへの対応として学んだ方の多くが、ほかの家族、ご主人や親せきなどとの関係も改善したとおっしゃることが多いです。

子どもを有効に援助できるようになる
子どものよき相談相手、よき友人になることができます

「子どもが困ったときに相談できる親になることができる。」

これは昨今のいじめ等の問題を見てもわかるように、ほとんどの子供が学校での困りごとや友人関係での困りごとを親に相談することなく一人で抱え込むことからもご理解いただけると思います。

子どもが安心して相談できる親子関係にしておくこと。
そのための方法がアドラー心理学の子育て法です。

これからの社会に合った子育てを意識することができる
自立したこれからの社会に必要とされる人材になる子供を育てることができます

様々な価値観と社会の多様化のなかで、どんな環境に置かれても自分なりの人生を幸せを感じながら歩いていけるお子さんに育っていくことができます。

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子供の行動の目的を知る

実際のところ不適切な行動をお子さんがしてしまう場合には、どうしてその行動をするのかを考えていくことが大事になってきます。すなわち「目的」です。

子どもが行動を起こす場合にはなんらかの目的があるのです。

今までのような「叱ったり、感情的になったり、なだめたり、言いなりになったり、言うことを無理やり聞かせようとしたり」という対応は、このアドラー心理学の目的論から行くと子供の思惑に引っかかっていることになり目的を達成させてしまっていると考えます。

ですのでこれらの目先の対応をしていたのでは子供はいつまでたっても適切な行動を取るようにはなりません。

子どもが適切な行動をするように援助できる親になるためには次の事が必要になります。

最初に述べた子育ての目標に立ち返り常にそれを意識すること

その目標をかなえるための手段と方法を身につけること
「勇気づけ」「聴き上手」「意見と事実の違い」「自然の結末と論理的結末を経験させること」が大切になります。

子どもは親の愛を求めている

子どもの行動の目的は多くの場合には親の注目を引くことにあります。
「褒めてもらいたい」「認めてもらいたい」「わかってもらいたい」「愛されたい」「信じてもらいたい」などの思いで行動をします。

ところが結果としてそれが認められることばかりではありません。
認められないと感じた子供は今度は「泣きわめく」「暴れる」「物を壊す」「すねる」などの行動で親からの注目を得ようとします。

子どもは無視されたり認められないことよりも、良くないことをしても親の注目や関心を引きたいのです。
不適切な行動を続けている子供の言い分は下記のようになるでしょう。

「いくらいいことをしても、ママもパパも僕のことを認めてくれない。僕はいつも無視されている。だから悪いことをしてかまってもらおう。」

子どもはできるならいいことで親から認められたいのです。それでも駄目なので悪い方法をとっているのです。
親の関心を引きたくて必死なのです。

当たり前として見逃してきた適切な行動を認めて目を向けていきたいものです。

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不適切な行動の4つのケース

アドラー心理学では普段から親がお子さんの適切な行動にきちんと勇気づけすることを勧めています。
当たり前として見過ごしていること、学校に間に合うように起きる、家族と一緒にご飯を食べる、学校へ行くなど、は当たり前のことでしょうか?

もしも不登校になり学校へ行かなくなれば、きっとどの親御さんも「学校へ行ってくれればそれでいい。」と感じるに違いありません。

親御さんが当たり前として見過ごしている行動はほとんどが適切な行動であり、どれだけその適切な行動に目を向けて勇気づけているかが、常に試されているのです。

1.その行動が不適切だと知らない時

子どもにとっては自分の行動が不適切だとわからない場合があります。
たとえば自転車を人が通るのに邪魔になるように置いてしまうなどですが、
誰にも教えてもらわなければその方法は続きます。

2.その行動が不適切だとわかっているがどうすれば適切なのかわからない

自転車を今まで通りに置いてはいけないことがわかっていますが、それではどこに置いたらいいのか、どのように置いたらいいのかわからないことがあるでしょう。

3.その方法が不適切だとわかっていて、どうしたらいいのかもわかっているが適切な方法をしても望んだ結果が得られない場合

親御さんがお子さんの適切な行動への注目をしていない場合、どうせやっても認めてもらえないと感じて適切な行動をしない場合があります。

4.不適切な行動をして満足を得ている場合

自転車をきちんと置かないことで親の注目を得るという自分の目的を達成している場合には、不適切な行動が続きます。

子どもの不適切な行動に負けてしまい、要求を受け入れてしまうことは好ましくありません。

人の目が気になったり、自分が忙しいのでという理由で「早く済ませてしまいたい」とついつい要求をのんでしまったりしがちです。

その時にこらえられるか、親も忍耐が必要なのです。

子育ての目標を再度自分の中で思い浮かべこらえること、適切な行動を勇気づけていくことが子供の自立を促すことになることでしょう。

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批判しないで聴くこと

アドラー心理学の対人関係法では、「聴き上手」になることをお勧めしています。

それはなぜかというと、私たちはついつい相手の話を聴きながら、評価をすることが多くあるからです。

子どもさんとの対応をベースに考えてみましょう。
お子さんの話を聴きながら、私たち大人はついつい口を挟んで、いいとか悪いとかそれは正しいとか間違っているとか言いがちです。

ところが経験値の足りないお子さんにとっては、それは「批難された」と捉えてしまい、良かれと思っていったことがお子さんの勇気をくじく結果になってしまうのです。

親御さんから見ればお子さんの考えが足りないとか未熟であるのは当たり前のことですから、子どもを正しい方向へ導こうとしてしまうのです。

お子さんはこれを「批判」されたととってしまいます。

批判されたと感じた子どもは「親はわかってくれない」と次第に親を信頼しなくなっていきます
さらに「批判されるぐらいなら何もしない方がまし」と消極的になりチャレンジする勇気を持てなくなっていきます。

知らずに親が「子どもは親の期待に添うべきだ」という価値観を押し付けてしまっていることもあるかもしれません。

お子さんがお子さんなりに精いっぱい考えてした行動を親が批判することは「全面的に否定された」とか「拒否された」と感じてしまうのです。

このことが続くと「自分は能力がない」「無価値である」「失敗してはいけない」と考えるようになり自信を無くしていきます。

子どもが自分の力で考え、行動し、そして失敗するのであればそれはお子さんが成長するチャンスです。

先回りしてお子さんの成長をチャンスの芽を摘んだりすることなく、だまって見守るのは親の勇気と言えると思います。

勇気づけて育てるのがアドラー流

アドラー心理学では子育ての方法として「勇気づけ」を提唱しています。勇気づけには下記のような効果があります。

❤子供が自立する

子どもに指示を出していうことをきかせたり、指導したりすることが子育てではありません。子育ての目標は子供が自立することにあります。

勇気づけると子供を良き友人として援助することができます。

❤子どもが自分のことを好きだと思うことができます

勇気づけは、子ども自身をそのまま認めてあげることができる方法です。
そうしてもらうことで子供は自分に自信が持て、自分を好きになることができます。

「叱られる」「褒められる」などの評価では、相手の評価に合せて行動してしまう子供になってしまうので、人の顔色をうかがう人間関係ができてしまい、その子の良さをそのまま活かすことができなくなります。

❤子どもが自分の力を信じられるようになる

勇気づけることは結果ではなく経過について注目する方法です。ですからたとえば結果が失敗したとしてもそこに至るまでの努力を認めます。
すると子供はさらに意欲的になり自分から積極的に経験を積み重ねていくようになります。
この経験の積み重ねは「自分は問題を自分で解決できる」という自信につながります。

❤親のことを信頼するようになる

勇気づけられると親が自分を信頼し尊敬していることが伝わりますので子供もまた親を信頼し尊敬してくれるようになり、相互尊敬、相互信頼の関係が築けます。

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勇気づけ実践法のポイント

アドラー心理学の勇気づけを実践するには以下の点について押さえておく必要があります。

1.子供の良いところを見る
ダメなところ、できていないところを指摘するとお子さんは「自分には能力がない」と自信を無くすばかりです。それよりもお子さんの長所に言及したり、才能に目を向けて良いところを伸ばしてあげるように勇気づけます。

2.経過に注目する
結果ばかりに言及すると、結果が出ない出そうもないことには努力しない子供になります。
結果いかんに関わらず、その過程で努力したことについて勇気づけます。

3.不完全であることを認める
不完全なのは子供だけではありません。親も不完全です。親子で不完全であることを認める勇気を持ちましょう。

4.比較をしない
他者や兄弟と比較をすることをやめて、本人に合った目標を決めさせて勇気づけましょう。

5.親が協調できていること
親自身が「協力」ということを率先して示していくことが大事です。個々の人間は違うものであるということを認めたうえで、どう協力していくのかを示すことで子供は「協調する」ことを学んでいきます。

6.信頼関係を築く
信頼には根拠がありません。根拠を求めるのはクレジットです。
無条件の受け入れを通して子供は信頼で結ばれた親子関係を体験していきます。どんな自分をも受け入れてもらっていると感じている子供は勇気を持つことができます。

7.過去ではなく未来を見る
子どもの行動の過去を見たり原因を追究するのは子どもを追い詰めることになります。未来に向かって行動できるように、子どもの良いところを見て勇気づけていきましょう。

8.子供を支えてともに歩む
上下関係で親子を捉えるとどうしても教えてあげよう、~してあげよう、になりがちです。これは子どもにはプレッシャーになることもあります。
見守り支える気持ちで接していきましょう。

9.対等の友人として接する
子どもも一人の人間としての尊厳には変わりがありません。上下関係ではなくヨコの関係で子供を一人の人間として尊重し信頼することこそ勇気づけの基本です。

失敗を活かすのがアドラー心理学

アドラー心理学の子育て法では「失敗はチャレンジの証」「成長のチャンス」と捉えています。

お子さんが失敗から学び、失敗を次に生かせるように親は勇気づけるのです。

子どもが失敗した時には

●結果ではなく、それに至る過程や努力したこと、取り組んだ過程に目を向けて勇気づけましょう。

●失敗に対してどのように対処するか、これからどうすれば同じ失敗をしないで済むのか、話し合いをしましょう。

●人は失敗するものであることを認め、自分の不完全さを認める勇気を持ち、子どもに完全を求めるのをやめましょう。

失敗した子供の気持ちに共感し、寄り添いながらこれからのことについて一緒に考えてあげましょう

こんな言葉が勇気づけになる。

失敗したことを指摘しないで、でもそのままにしておくこともできないし、、どうしたらいいの?

叱らない・褒めないで勇気づけるには、失敗を指摘しないこと。
「別の方法があるよ」「こんな方法はどうだろう?」

これだと勇気をくじくことなく勇気づけになります。
失敗に注目せず再度チャレンジしてみようという気持ちになり、子どもさんもうれしく感じるはずです。

アドラー東北のセミナーに足を運ぶことの最大のメリットは、アドラー心理学を実際に学ぶことで本では得られない「こんなときどうする?」のポイントが明確にわかるようになります。

相互尊敬と相互信頼

アドラー心理学で勇気づけを実践する際に前提となるのが「相互尊敬」と「相互信頼」があることです。

尊敬とは、相手が自分と同じ人間であること、同じ価値を持つ人間として重んじること。

子どもがそこにいる、ただそれだけで尊敬に値する存在であること

親から見て、できていないこと、能力がないこと、性質が悪いこと、健康でないこと、など足りないと感じる部分があっても、人間としての価値は少しも劣っていないということ。

「相互信頼」とは、子どもがどんな行動をしても根拠を求めず信頼すること

たとえ行動が不適切でも、その子の人格を否定しないこと

「やり方を知らないだけだ」「悪意からではない」「適切なやり方を知れば適切な行動をしてくれるようになる」と可能性を信じ続けること。

「相互尊敬」と「相互信頼」ができるようになると親は常に子供を勇気づけることが可能になり、子どもも親を信頼してくれるようになる。

事実言葉と意見言葉

アドラー心理学の勇気づけを進めていくうえで現在の家庭の状況を見てみると、ほとんどのご家庭の会話がノンバーバルで伝わってしまい、表情や声のトーンで相手の体調や精神的な状況もわかってしまうという現実があります。

家庭が居心地がよく言わなくても通じる関係性ができているともいえるでしょう。

それだけに家族の会話は遠慮のないものになってしまいがちです。

意見と事実を混同してしまって曖昧で支配的なメッセージを発してしまいます。

たとえばお子さんが大学に進学するかどうかを迷っているとします。
そんな時どんな言葉をかけますか?

「大学に行かないと職がないわよ。」と言ったとします。
これでは、言われたほうは断定的に決めつけられた感じがして自分の意見や主張を言う気持ちになれないのではないでしょうか。

自分の意見は実はほとんどが主観に過ぎないことを理解する必要があります。

事実であるかのように言う言い方を「事実言葉」、意見を言う時の言葉を「意見言葉」と言います。

事実言葉はあたかもそれが事実であるかのように言うので「~だ。」「~に決まっている」「~に違いない」と堅い表現を使い、柔らかい表現でも「~なのよ」とか「~なものよ。」とか「~だと思うでしょう?」などがあります。

''皮肉っぽくなると「~であることも知らないの?」「どうして~しないの?」''とあたかも事実がわかっているのになぜ?という詰問調だったり馬鹿にしたいい方になります。

一方意見言葉を使うと「これは私がそう思うという事なんだけれど、~。」という表現や、「私は~と思うんだけれど。」「私には~と感じるのだけれど。」などという言い方があります。

進学を迷っているお子さんに意見言葉を使うと
「これはお母さんの考えに過ぎないんだけれど、大学に行っておかないと就職するときに難しいのではないかな?」と言う言い方をすると押しつけがましくならないのではないでしょうか。

事実言葉ではなく意見言葉で明確に表現していくことで尊敬に基づいた信頼関係を築いていけるように思います。

アドラー心理学をベースにした不登校対応はこちら
不登校対応

アドラー心理学をベースにしたいじめ対応はこちら
いじめ対応

親の課題と子供の課題

「私が何とかしてあげなければ。。」は自立を阻害する。

家庭や学校などの子供を取り巻く環境の中で、何か問題が起こったときあなたは「私が何とかしてあげなければ。」と感じて、頼まれてもいないのに口を出したり、手助けをしたり、子どもの代わりに問題を解決してしまってはいませんか?

アドラー心理学の子育て法のコアは「課題の分離

実はこういった「私が解決してあげなきゃ。」の行動が親子のトラブルの原因になったり、子どもを依存的にしたりする大きな原因になっているのでです。

「これはいったい誰の課題なのか?」

学校や家庭で起こった問題は「これはいったい誰の課題なのか?」を考えて、親の課題と子供の課題に分けてみましょう。

「子どもの課題」ー子どもの行為の結果が最終的には子ども自身に降りかかり、親には降りかからないこと

「学校に関わること」ー学校へ遅刻する、勉強しない、宿題をしない
「交友」ー友達と仲良くできない、友達にいじめられる
「生活習慣」ー自分の部屋を片付けない、朝起きられない
「家庭内での行動」ー兄弟げんかをする、自分のものをなくす
「性格」ー落ち着きがない、乱暴である、など

こうして子供の課題を書き出してみると、ほとんどの親御さんが子どもの問題を自分が解決しようとしていることがわかります。
それをいったん止めるだけでも、あなたの忙しさは軽減されますし、子どもの課題であればあなたが責任を感じる必要もないのです。

子どもの課題に口を出すと何が起こるか

1、子どもが自分の力で問題を解決する能力を伸ばせなくなり自信を失う

親が子供の課題に口を出すと、子どもは自分で考える必要がなくなります。そのうちに解決は親がしてくれるもの、または親が方法を教えてくれるものと考えるようになり、本来自分が解決しなければならない問題を考えなくなります。また大人になってから自分の問題の解決方法がわからず放置したり、失敗を繰り返し自信を失ってしまうことになります。

2、子どもが依存的になって責任を親に押しつけようとする

子どもの問題を親が解決していると、子どもは親が解決するのを当たり前と思うようになり、解決してくれない親に文句を言ったり、責任転嫁するようになります。

毎朝起きられない子供を親が起こしていたりすると、たまたま起こせなかった日に、学校に遅刻しそうになり「お母さんが起こしてくれなかったからだ。」と怒ったりします。

本来朝間に合うように起きるのは子どもの課題です。自分の課題の責任を親に押しつけて自分で解決するようにはなりません。

3、子どもを感情的に傷つけることになり子どもは反抗的になる

子どもは子供なりに考えて行動しようとしています。もちろん経験値が小名に比べて少ないわけですから、子どもの考えは大人から見たら足りないと思うことも多いものです。
それを指摘し、大人の経験値で指示を出すと、子どもは自尊心を傷つけられます。子供には子供の人間としてのプライドがあるのです。
プライドを傷つけられた子どもは反抗的になっていきます。

4、親が忙しくなる

自分の課題のほかに子供の課題も解決していると親がとても忙しくなります。
あれもこれも、と次々に解決しなければならないと思うとそれだけで疲れてしまいます。

個人の課題に分けたうえで共同の課題にする

基本的には誰の課題かを考える時には「親の課題」か「子どもの課題」かということになりますが、親子が協力するために必要な場合には「共同との課題」として解決することができます。

ただし、共同の課題の運用にはいくつかの注意点があります。

1.依頼があって初めて共同の課題になる

親は勝手に子供の課題を共同の課題にすることはできません。子どもから相談があったり依頼があったり、また親が子供の行為でなんらかの影響をこうむったときに話しあったうえで共同の課題にすることができます。
また共同の課題になったからと言って親が解決するのではありません。あくまでも解決をするのはその課題の本人です。

たとえば「勉強についていけない」と子どもが親に相談したとします。
「塾に通わせてほしい」「勉強を教えて欲しい」などの依頼があったときにはその件について話し合う事で協力することはできます。

ただしずっとそのことについて口を出すことはできません。協力を求められた範囲内での協力が原則であり、どこまでも勝手に共同の課題にはできないのです。

2.親が具体的な被害をこうむったとき

兄弟げんかは本来子供の課題です。しかしながらそのことによって家具が壊れる家の中が散らかるなどの被害をこうむった場合には、話し合いによって共同の課題にすることができます。

まずはそのことで自分たちが困っていることを打ち明けて相談することが大切です。

逆のケースについても同様であり、アドラー心理学では親子関係をヨコの関係として捉えますので、親の課題が子どもに影響を及ぼすような場合には親のほうから相談という形で子どもに共同の課題にすることを持ちかける必要があります。

いずれにしても共同の課題にしたら協力して解決策を考えます。解決は関係者全員の責任になります。

共同の課題にした場合親はどう対応するか

親はできるだけ相談にのってあげること
放っておかれると子どもは自分は大事にされていないと感じ、そのうち相談すること自体をあきらめ、相談しなくなってしまいます。

一緒に考え一緒に解決する
共同で課題に取り組むことは親が子どもに解決方法を示すことではありません。一緒に考え一緒に取り組むことを言います。

親が解決しない
課題を親が解決してしまうと、子どもは親が困ったときに解決してくれると依存して自立できなくなってしまいます。

理性的に話し合う
迷惑をかけられたとしても感情的にならずに協力関係を築けるよう理性的に話し合います。

家族会議の進め方

家族一人一人が自立した存在になるために家族で定期的に話し合いの機会を持つことはとても有効です。
家族の話し合いをする際にはどういう点に注意したらいいのでしょうか。

話し合いで取り上げること
家庭内の仕事の分担・誰かの困ったことや心配事・不平不満・喧嘩や仲たがいの解消法・家庭内での喜び事・リクレーションの計画

話し合いをする時間や頻度
毎週か隔週の同じ曜日や同じ時間(定例にしておくと便利)
全員出席・20分~30分

進め方
●議長や書記を決めて持ち回りにする
●聴き上手・勇気づけ・メンバーを傷つけないように心がけ話が横道にそれないようにする
●不平不満や批判が続いた場合には、この場は問題を解決する場であることを確認し合い建設的に進めること
●解決が難しい場合にはたくさんの案を出して納得できる解決策を目指す
●判断基準を決めておき誰もが等しく一票を投じられるようにする
●2回目以降は前回の問題を取り上げ達成しているかどうか確認し達成したことについては勇気づけ
●話し合いの最後にはその日の内容や決まったこと、役割分担について確認し合い次回の話し合いの日を確認する

子どもを傷つけない伝え方

親子の会話は得てして遠慮のないものになりがちです。親からしてみればついずけずけと言ってしまったり、それが当たり前と思ってしまいますが、遠慮のない言葉は親子の信愛や信頼関係と深く結びついていくこともあれば遠慮がないことで子供を傷つけてしまう危険性もあります。

どのような声掛けをしていけば、どう伝えていけば子どもに自分の気持ちや意見を伝えることができるのでしょうか?

「命令口調は相手を不快にする」

「これをやって!」と言われるより「やっておいてくれないかな?」といわれたほうが相手はやってあげようかなという気持ちになります。
言葉づかい一つで相手は不快にもなれば気持ちよくなったりもします。相手にお願いするときには「命令口調よりもお願い口調」を使いましょう。

命令口調ー「~してね。」「~しなさい。」「~するな。」「~してください。」「~しないでください。」「どうして~するの?」「いつになったら~するの?」

お願い口調ー「~してもらえる?」「~してくれる?」「~してもらえない?」「~してもらえると助かるんだけど。」「~してくれないかな。そうするととてもうれしいんだけど。」

家庭の中でもできるだけお願い口調を使うようにします。

感情的になるかどうかがポイント

アドラー心理学では「人間は感情の奴隷ではなく、目的があって使用し、感情的になるかどうかは自分でコントロールできる。」と考えます。

私たちは感情の奴隷ではありません。たとえ感情的になってもそれをどう表現するかは自分次第です。

たとえばムッとした時に「今いつものパターンで怒りが出た。」と自覚し、自分の感情を理解して整理するテクニックを身につければ、私たちは感情の主人公になれるのです。

では感情的になることで私たちは何を得ているのでしょう。

たとえばあなたが子供のころ駄々をこねて泣いたら親が言うことをきいてくれたという事はありませんか?
泣いていたら周りの人が優しくしてくれたという事はありませんか?

そういう経験の積み重ねがあると「感情を使えば自分の要求は通る、だから聞いて欲しい時には感情を使おう。」という思考回路に陥りやすいのです。

あなたが感情的になるとお子さんも感情的になります
あなたが感情的に要求を通そうとするとお子さんもそこから同じ方法を学びます。

反対にあなたが相手に伝わる言い方や表現方法を身につければあなたの方法をお子さんは学ぶのです
いずれにしてもあなたの行動はお子さんの手本になるのです。

またお子さんが感情的にかかわってきたとしても、相手のペースに巻き込まれず一呼吸おいて自分の感情をコントロールでき冷静に対応出来れば状況は悪化することはないのです。

時には「要求を引っ込める勇気」も必要です。

どんなに頼んでも要求をきいてくれない時はあるものです。そんなときついついゴリ押ししてしまいがちですが、あっさり引き下がるという選択肢をとってみること。

子どもにお願いを聞いてもらうことと子どもと仲良く暮らすことのどちらを選びますか?
子どもとの関係を壊して待て通さなければならない要求とは、それほど重要なこととはなんでしょう?

一旦ノーを言った子供はめったにイエスとは言ってくれません。無理押しすればどんどん攻撃的になっていきます。

一旦引っ込めて頭を冷やせばやがて子どもからイエスと言ってくれることもあるものです。時間を置くことでもっといいお願いの仕方が見つかるかもしれません。

「子どものノーを受け入れる勇気を持ちましょう。」

感情に振り回されないコツ

感情的になってしまうと伝えたいことが伝わりませんし、お互いに嫌な気持ちになってしまいます。感情のコントロールも大事な子育てのポイントです。自分のネガティブな怒りなどの感情を上手にコントロールするために4つのコツを身につけましょう。

①感情の目的を知りましょう。
感情を使ってどんな目的を達成しようとしているのかを考えること。
「勉強をしなさい」と怒っているのであれば「勉強をさせること」が「怒り」の感情の目的になります。

②目的がその感情で達成できるのかを考えましょう。
「その方法でうまくいったことがあるだろうか?」と考えます。もし怒ったことで勉強していたとしたら「相手は(子どもは)気持ちよく勉強しただろうか?」「私は気分がよかっただろうか?」と検証してみましょう。

③深呼吸をする・場面を変える
カッとなってしまったときは、深呼吸をしたり場面を変えたりしながら「感情的になってしまうこともある。そんなときどうすればいいか私は自分で判断できる。」と冷静に自分に語り掛けましょう。

④冷静に相手に伝わる言い方をする
感情を使うことがあまり良くないとわかったら「冷静に合理的に自分の要求を伝える方法」について考えます。
先に述べた伝え方を参考にして受け入れやすいたのみ方を心がけましょう。

子どもの本心はどこにあるのか?

アドラー心理学では「人は必ず目的を持って行動する」と考えます。
目的を持って行動する場合適切な行動と不適切な行動があり、そして人はいつも適切な行動をするとは限りません。

お留守番をしていて子どもがお茶碗を割ってしまっても、その目的はお母さんと一緒にいたかったという気持ちをわかってほしくてやったのかもしれません。

子どもの行為だけを取り上げると「それはよくない」「良くない子」というレッテルを貼りがちですが、「お母さんと一緒にいたい」「それをわかってほしかった」という目的は良くないとは言えません。

子どもの行動をある目的を達成するための手段と考えてみると子供の意図が理解できるようになります。

子どもの行動を頭から悪いと決めつけず
「この子はどんな目的があってこれをしたのだろう?」
「その目的をよりよい形で実践するにはどうすればいいのだろう?」
「それをどう子どもに伝えたらいいだろう?」
と考えてみましょう。

失敗した時こそ勇気づけ

「失敗は成功のもと」「失敗は成功の母」

アドラー心理学では失敗を不適切とは捉えません。確かにダメージはあるかもしれませんが、一口に不適切とは言えないことも多く、チャレンジの証、学習のチャンスと捉えることができます。

失敗を叱ると失敗してはいけないのだと子どもは思います。
もし親が「失敗から何を学ぶか?」という対応をしたとしたら子どもは様々なことを失敗から得ることができます。

失敗した子供だからこそその体験から多くを学ぶことができるのです。

要は失敗から学べるか、失敗を恐れるかは親の対応いかんという事になります。
子どもが失敗した時こそ学ぶチャンスです。
チャンスを活かすために子どもを勇気づけて体験から成長する支援する親になりましょう。

子どもの短所は長所である

子どもの適切な行動に注目して不適切な行動には注目しないというアドラー心理学の子育て法は、今までできないことばかり指摘されてきた私たちには最初はなかなか難しいところです。

ですが、あせらずに少しずつ視点が変わって行けばいいのです。そのためにはちょっとした工夫をしてみましょう。

不適切な行動が目に入ったら、その欠点を長所に置き換えてみるのです。
「今日も落ち着きがないな。」と思ったら「この子は好奇心が旺盛なのね。」という風にです。

「行動力があるのよね。」「たくさんのエネルギーを持っているのよね。」でもいいでしょう。

アドラー心理学の「ありのままを認める」というのは、こういう事でもあります。
自分や他者にとって欠点と思えるところも、視点を変えると長所になり行かせる特性という事になります。
このリフレーミングを繰り返しているうちに、変換しなくても適切な行動に目が行くようになります。

不完全でも日々のこういうささやかな努力がお子さんの自立を育んでいくのです。

子育て中の方にお勧めのアドラー心理学の本

「親と子のアドラー心理学」岩井俊憲著
親と子のアドラー心理学

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「叱らない子育て」岸見一郎著
叱らない子育て

アドラー心理学のブームを起こした「嫌われる勇気」の著者が、子育てに奮闘する一人の父親としての姿をありのままに見せている。
アドラー心理学をもとに子育てするとは?への具体的な事例があり、何よりもほのぼのとした著者の姿には共感を覚える。

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「マンガでよくわかるアドラー流子育て」宮本秀明・岩井俊憲著
マンガでよくわかるアドラー流子育て

**子育てでわかっておきたいこと**

①叱っても問題行動をやめないのは叱っているからこそ問題行動をやめないのである

子どものためを思って、、、とお子さんを叱っても、その行動は繰り返されることを皆さんは体験されていると思います。

②子どもを叱っても解決にはならない。叱る代わりにできることがある。どうしたらいいのかを教えることである。

③子どもの行動には目的がある。悪い側面ではなく良い目的を探していくとその子を違った視点で見ることができる。

④親が子供に信頼を持っていると子供は課題に取り組む勇気を持てる

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アドラー東北ではアドラー心理学をベースに以下の方法をお勧めしています。

アドラー心理学の目指す子育ての目標は共同体感覚の育成

アドラーは、子育ての目標を「共同体感覚を育成すること」と言っています。

共同体感覚とは?お子さんは自分に居場所がちゃんとあり、存在を認めてもらっており、自分は家族やほかの人の役に立っていると思えていますか?ということです。

逆に言うと「厳しく叱られていたたまれない気持ち」「無視をされ自分の存在を認めてもらえない」「手伝いなどを失敗するからと止めさせられる」などの経験では共同体感覚は育っていきません。

共同体感覚を育成することは
「自分への関心を他者への関心へ向けること」

失敗を恐れ勇気を持てない子供は自分のことにしか関心がありません。
評価やどう思われるかを気にするので課題に取り組み解決に失敗したらどうしようとか、取り組まないことを選択したりするのです。

課題に取り組まないことは、やればできるという可能性の中に生きることができるからです。

勇気を持った子供は、人からどう思われるかを気にしませんし、課題を解決することで自分を良く見せようとしません。

もしも子どもが評価や失敗への恐れから自由になることができれば、他者との競争からも自由になることができます。

共同体の中にあって他者から援助され、自分も他者に貢献しようというアドラーの考えは競争ではなく協力関係を前提にするのです。

「叱る前にちょっと待って!」

「この子はなにが楽しいと感じているのかしら?」
①子供の行動を理解することに努めてみましょう。
「子どもの目で見、子どもの耳で聴き、子どもの心で感じてみる」

「もしもここで叱ったらこの子は何を理解するんだろか?」
②「親が~~すると子供は何を学ぶか」という発想をすること

「私の対応はこの子の未来に役立つことなんだろうか?」
③子供に自立心と責任感を与えることが子育ての目標

困った行動への具体的な対応の仕方

それでは子供の困った行動への対応には具体的にどのような方法が考えられるのか、アドラー心理学をベースに考えてみます。

外に遊びに出た子供がで石を投げているとします。
「何をやっているの?やめなさい!」と言ってしまうことがほとんどでしょう。

お母さんにとっては「危ない」とか「人に迷惑がかかると大変」と思われる行為と映るでしょう。

「いいことと悪いこと、きちんとけじめをつけるために注意しなくちゃ。」と思われるのは当然だと思います。

しかしながらこの対応だと繰り返されることが多いです。

なぜかというと、石の投げるのはなぜいけないのかわかりませんし、自分の行為を否定されたという気持ちにしかならないからです。

もしかしたらお母さんのいないところで(叱る人のいないところで)やってしまうことも考えられますね。

そこで叱る前にまず「石を投げている子供はどんな気持ちでやっているんだろうか?」とお子さんの気持ちを考えてみましょう。

そして叱る前にまず「どんな遊びをしているのかな?」と聞いてみましょう。

すると子供は「すごく面白いよ」「ママも一緒にやる?」「あっちまで飛ばして見せようか?」など答えるに違いありません。

もちろん最初から人に投げている場合にはすぐにやめさせなければなりませんが、そうでない場合にはこんな言葉をかけてみます。

「とっても楽しそうにやっているのね。でも、もし人にあたったりしたらけがをしてとても痛い思いをしてしまうわね。物にあたったら壊れてしまうかもしれないし。」

「もし誰かの投げた石が0クンにあたったりしたら、ママは嫌だな~。0クンが怪我したりしたらとっても心配だもの。」

「だからどうしても投げたいんだったら誰もいないところでやるといいと思うよ。」とお母さんの気持ちを伝えてみましょう。

ついつい「ダメよ」「やめなさい」等の言葉をかけてしまうのですが、禁止するだけでは納得しないのです。

自分がした行為について本人が話しやすい雰囲気をお母さんがもっていることも大事です。

まだ言葉が出てこない年頃のお子さんに対して、ついつい先に手がでてしまったり、たくさんの言葉がけをしてしまうことがあるかもしれませんが、この対応だと余計にお子さんは不適切な行動をエスカレートさせる傾向があるようです。

あまりに言葉が続くと、子供の方もますますストレスがたまり、その行為に走ってしまうのですね。

もし自分が言葉をかけることが多いなと気が付いているのであれば、お子さんを変えるよりも自分の対応を変えたほうが早いです。

まずはお子さんの気持ちを理解しようと努めること、お子さんの目線で物事を見てみること。
そのうえで自分の気持ちを伝えてみること。きっと理解と距離が近くなっていくことでしょう。

アドラー心理学を学んで子育てのイライラを解消

子育て中の親御さんが感じている気持ち

「子どものためを思って。。」
「良かれと思って。。」

それなのに、

「話を聞いてくれない」
「言うことを聞いてくれない」
「ちゃんとやらない。。」

こんなに思っているのに愛しているのにどうしてわからないの?

あなたがお子さんを思うその気持ち・その言葉・その行動
もしも別な意味に伝わっていたとしたら?と考えてみたことはありませんか?
うまくいかないということは、あなたの気持ちが伝わっていないのかもしれません。

何気なく毎日行っている言葉
「早くしなさい!」

もしも子供がこう感じていたら?

「どうせ僕なんか。」
「なんで毎日おんなじことを言ってんだよ。」
「そんなに僕を信用できないのか?」

と感じていたら?

言うことを聞かないという行動には「分ってほしい」「ぼくを信じて欲しい」という気持ちがあるのかもしれません。

この悪循環をどこかでこの循環を断ち切りませんか?
アドラー心理学・勇気づけの方法ならそれができます。

聴き上手なお母さんを子供は大好き

私は親とうまくいきませんでした。特に母親が嫌いで反抗も特にひどかったように記憶しています。そしてその苦手意識はいまだに取れません。

アドラー心理学を学んでからは「苦手な人がいていいんだ。たとえそれが自分を生んでくれた親であっても。。」と思えるようになり、きちんと距離をとれるようになり、感情を使って私を操作しようとする親に対して大人の対応をできるようになりました。

「相手を変えることはできないのであるから自分の対応を変えること」を幸い私はアドラー心理学から学ぶことができました。

自分の振り返りをまず書いてみますが、いったい親の何が嫌だったんだろう?と考えると次の項目が浮かんできました。

★私の話をろくに聴きもせずに自分の価値観や都合を押し付けられたと感じたとき
★話をさえぎられたとき
★評価をされたときーそれは正しいとか間違っているとか、いいとか悪いとか
★親に都合よく使われたと感じた時

次に私は親にどうしてもらいたかったんだろうと考えてみました。

❤黙って最後までうんうんと聞いてもらいたかった。そして肯定してもらいたかった。

もしも、話を最後までちゃんと聞いてくれて、そうだったんだねとこうしてもらって気持ちを受け止めたもらっていたら、きっと次に「でもね~それは。。。」が続いたとしても親の話を受け入れる気持ちになっていたに違いありません。

大人の場合でもご自分の周りをざっと見まわしてみると気が付かれると思うのですが、だまって相手の話を聴く人の方が圧倒的に少ないです。
自分が話したい人の方が多いのです。
他者の話をさえぎって自分のことを話し出す人が結構おられます。

そうされたほうはどうかというと「二度とこの人には自分の話をしたくない」と思います。

勇気づける人はまず「聴き上手」なのです。

子育てにおいてもまず親ができることー子供の話を黙ってちゃんと聞いてあげることです。

「話を聴いてくれる・黙って受け止めてくれる」
大人同様子供もそんな人が大好きなのです。

勇気づけの対応の最初のステップはまさに「聴き上手」なのです。

自分の話したい誘惑に克つこと
話している相手の様子を観察すること
相手を話し上手にさせる対応をすること

まずこれらのことができるようになると格段に子供との関係が良好なものに変わっていくに違いありません。

子供の問題行動

一口に子供の問題行動と言っても、日常生活の基本的なしつけに関することから、いわゆる問題行動と言われる社会的に好ましくない行動まで様々あると思います。

しつけは根気よく教えていけばいいのですが、問題行動についてはいくつかのポイントが必要になります。

ここでは「適切な行動」と「不適切な行動」という2種類に子供の行動を分類してアドラー心理学の対応について記していきます。

アドラー心理学では人の集まり・居場所を「共同体」という表し方をします。
一番小さな共同体は夫婦、順に家族⇒近隣⇒学校などのクラス⇒学校全体⇒社会へと私たちは成長するにしたがってより大きな共同体へと所属していきます。

共同体に対して「役に立つ」「貢献している」または「協力」に向かっての行動を「適切」それに反する行動を「不適切」と判断します。

たとえば朝の7時に朝食をとることが習慣となっている家庭で、家族全員がそろって食卓を囲んだとします。これは家庭という共同体の運営に一人一人が協力しているということですので「適切な行動」と言えるでしょう。

ここで注意したいのは、私たちは「適切な行動」について「当たり前」「できて当然」と注目しないことが多く、たまたま起こった「不適切な行動」に注目しがちであるということです。

良く考えてみると1日・24時間のうち私たちはほとんどが適切な行動をしており、不適切な行動のほうが圧倒的に少ないのですが、どうしてもわずかな「不適切な行動」のほうに意識が行きます。

どうしてこういうことが言えるかということをご相談から書いてみます。

子どもの対応に悩んでおられるお母様方から様々な相談を受けていると、日常生活が成り立たない事態(不登校や引きこもり・家出など)になって初めて、学校へ行く・朝起きてくる・などの行動が決して当たり前ではなく適切な行動だったのだと気が付くというお話をお聞きするからです。

そのことに気が付いて「適切な行動」に目を向けられるようになることが問題解決の第一歩になります。

「不適切な行動」をあえて定義するとすれば「人や自分を傷つける行動」「物を破壊するような行動」「決められたルールを破ること」「家族や社会の調和を乱すことなどで共同体にとって破壊的な行動となるでしょう。

ただし他者に対して「不適切な行動」とみなすかどうかはあくまで主観の問題であり、人それぞれ価値観は千差万別であるので、あなたにとって不適切に思えることも他者にとってはそれほど問題にならないケースもあるということを覚えておきたいものです。

子供の行動の目的を知ろう

アドラー心理学では人間の行動の原因を探るのではなくその行動による目的を見ていきます。

近年様々なことにチャレンジできない子供たちが増えています。たとえば次のような子供たちです。

*友達から少しでもきついことを言われるとひどく落ち込む
*自分から友達に関わろうとしない
*何事に対してもすぐにあきらめる
*新しいことに挑戦することをあきらめる
*失敗や負けることを極端に恐れる

どうでしょうか?ご自分の身近や周りにいますか?それから子供に限らず大人ではどうでしょう?
これらの現象はアドラー心理学では「勇気をくじかれている」とみなして「勇気づけ」が支援になります。

アドラー心理学では子供にとって最も重要なのは所属欲求だと考えます。人間関係の中で所属欲求が満たされていないと感じるとやむを得ず問題行動を起こすのだとされています。

またアドラー心理学では人間の行動には目的が存在し、ある行動を理解するためには、その目的を知ることが重要だと考えます。

ドライカースは子供の不適切な行動の目的は四つに分類できると考えました。その際行動には必ずその相手役が存在し、教室で相手役になるのは子供にとって絶大の存在である教師であり、家庭では親です。

さて四つの目的とは次の通りです。

(1) 注目・関心をひく
(2) 権力闘争をする
(3) 復讐する
(4) 無気力・無能力を誇示する

では傷つきやすくチャレンジできない子供の目的は何か。可能性としては四つのすべての目的が考えられます。

が私たちが最も注意しなければならないのは、子供に対して
「この子にはさんざん手を尽くしたがもうお手上げだ。」
「あとは静かにこの学年が終わってくれれば。」などとあきらめの感情が生じる場合です。

この場合子供の目的は、無気力・無能力の誇示である可能性が高いのです。

この段階の子どもは
「どうせ何をやっても駄目なのだからせめてやる気も能力もない子どもであることをアピールして居場所を確保しよう。」と考えています。

子供は子どもながらに居場所を確保するために子どもながらに涙ぐましい努力をしているのです。

子供の行動には相手役がいる

SMILEを受講された親御さんからこんな話をうかがったことがあります。
その方は遠方から仙台に来てくださって泊りがけでSMILEを受けてくださったのですが、自分が留守にする間お子さんを実のお母様に預けていらっしゃいました。

毎日兄弟げんかが絶えないので、きっと母も手を焼いているに違いないと心配しながら帰宅したそうです。

そうしたところ、とても仲良くよい子たちだったそうで、ご本人はびっくりしてしまったとのこと。

これはその方がお子さんの喧嘩によって達成される目的の相手役になってしまっていたということに他なりません。

この場合には「注目してほしい」とか「他の兄弟より自分が上」だとか「自分を認めて欲しい」とかが目的になるでしょう。

あなたの周りでも「相手役」になっているパターンがきっとあると思います。
「ある人がAさんの前ではやらないが、Bさんにはやる」行動があるとすると、Bさんはその人の目的達成の相手役になっているのです。

不適切な行動の4つのケース

子どもが不適切な行動をする場合、年齢も関係ありますし、また特有の4つのパターンがあります。

(1)その行動が不適切であることを知らない

小さなお子さんは、やかんが熱いことを知りません。触るという行動が不適切であることを知らないのですね。

(2)その行動が不適切であることは知っているがどうしたらいいのかわからないとき

お客さんが来た時など恥ずかしがってご挨拶のできない子供さんは結構いらっしゃいます。
そんなときに「挨拶をしないと駄目でしょ!」などと「叱られること」が、日常になっている場合、お子さんは挨拶をしないことは不適切であることは理解していますが、ではどうしたらいいのか?についてはわからないままです。

(3)適切な行動も不適切な行動も知っているが、適切な行動をしても望む結果が得られない時

部屋をきちんと掃除した子供が「お母さん、見て!」と言ってきたとき、「掃除ぐらいするのは当たり前よ。いつもこうだといいのに。あら?ここ、まだちゃんとできてないじゃない?」

こんなとき、適切な行動をしても自分は駄目なんだ、できないんだと子供は思ってしまい、不適切な行動をしがちになります。

(4)不適切な行動から望む結果を得ているとき

買い物に行っておもちゃや、お菓子をねだる・欲しいと泣きわめく子供。要求をきいてしまうと、ねだったりごねたり泣いたりすれば要求は通ると思ってしまいます。

アドラー心理学の支援原則は「勇気づけ

アドラー心理学では不適切な行動に対する支援の原則として「適切な行動を勇気づける」ことと考えています。すなわち不適切な行動を続ける子供たちは勇気をくじかれていると言えます。

勇気をくじかれて不適切な行動をしているのですから勇気づけを必要としているということになります。

「自ら」ということが少ないので「適切な行動」を見つけることは困難ですし、何をどう勇気づけていけばいいのか関わる方にも多大な困難があります。

しかしながらだからこそ私たちはこれらの子どもたちを勇気づけることにチャレンジしていくという覚悟が必要ともいえるのです。

具体的にどうすればいいのか、まずは「人間関係についての勇気づけ」(友達作り)について考えてみます。

勇気をくじかれ続けた子供は、「人間関係の構築」が苦手です。クラス内で友達ができません。作るという積極的なアクションを起こさないのです。こういう子どもに対して私たちに何ができるでしょうか。

まずはその子供を否定的な目で見ることがないように、教師や親などの大人の不合理な信念に気が付くことが第一歩です。
これは「友達は何が何でも作らなければならない」及び「友達がいない子供は問題である」といったような信念です。

大人がこのような信念を持って子供を見ると「友達作りが苦手な子供」をネガティブな目で見てしまい、つい注意や叱責が多くなります。
そうすると子供は教室や自分の居所に居心地が悪くなり教師や親などに嫌われていると感じてしまいます。

大人がまずしなければならないことは居場所をその子にとって居心地のよい空間にすることです。
そのためには「友達がいるにこしたことはないが、友達がいないからと言ってダメな人間と言うわけではない」という合理的な信念を持ち、その子の持っているもの(良いところ・持ち味)を見つけようと努めることです。

では友達づくりの苦手な子へどのようなのアプローチが可能でしょうか。

人間関係にもチャレンジする勇気が必要なことは言うまでもありません。一度の拒絶経験で勇気をくじかれていることもありますし、いじめ等の経験を通して人と交流することそのものに恐れをもって殻に閉じこもっていることも多いです。

そもそも人間関係のスキルを学んでいないことも多いので、学んでいないのでチャレンジもできず、チャレンジしないので学べないという悪循環に陥っているのです。

近年学校におけるソーシャルスキル教育が盛んになってきていますが、人間関係の苦手な子には人間関係のスキルを教えることが何よりの勇気づけになります。
 
学校では教室内でのゲームを取り入れたりクラス会議等を積極的に活用していかれることが大事ですし、家庭では穏やかに気持ちを聴きあったり意見を交換する場として家族会議が考えられます。

また家庭では友人を招いての教え合いや、兄弟同士の学び合いなど、さまざまな場面を通して交流のスキルをアップする場を持てると思います。

**************
預言者 カルル・ギブラン

あなたの子どもは、あなたの子どもではない
待ちこがれた生そのものの息子であり、娘である
あなたを経て来たが、あなたから来たのではない
あなたと共にいるが、あなたに属してはいない
''あなたは愛情を与えても、考えを与えてはならない
なぜなら、彼らには彼らの考えがあるから・・・''
あなたが彼らのようになる努力はしたとしても、
彼らをあなたのようにすることを求めてはならない
なぜなら、生は後戻りしないし、
きのうのままにとどまりもしないのだから

*******************

叱らない子育てをお勧めする理由

子供の問題行動への対応、子育てに悩んでおられる方は多くいらっしゃいます。
個々のケースにどう対応したらいいのか明確な指針がなく、迷いながら様々な情報を調べ、それに添って対応してもなかなかうまくいかない場合が多いようです。

もしも子どもを叱らないで済むなら、イライラしないで済むならと思ったことはありませんか?

「よかれと思って。」
「子どものためと思って。」

せっかくの親御さんの気持ちとその気持ちから出た対応が逆に子供との関係を悪くしたり、子どもの自己肯定感を低めているとしたらとても残念ですよね。

アドラー心理学をベースにした対応では、叱らない」「勇気づける」子育てを勧めています。

「叱らないで?言わないで?」
「子どもの教育にそんなことができるの?」

とお思いかもしれません。
親御さんの愛情と子どもをどう育てたいか、どう育って欲しいかについて一緒に考えていきませんか?

残念ながら「叱ることは百害あって一利なし」

お子さんが好ましくない行動をしたとしましょう。ありがちな対応として「叱る」等の対応をしたとします。

「叱ること」で子どもは「いけないこと」だということは理解し、その場でやめるでしょう。

ところが「なぜいけないのか」「次にどうすればいいのか」は、叱ることでは身に付きません。

またこのパターンを繰り返していると「叱る人」と「叱らない人」を区別するようになり、相手を見て対応を変える子供になっていきます。

アドラー東北では、できる限り子供に体験させ、考えさせ、親が支援し、勇気づける子育てをお勧めしています。

家族会議

アドラー東北がお勧めする方法の一つは「家族会議」です。喧嘩をしたり言い争って自分の主張を通すのではなく「話し合い」で解決していく方法を家族みんなで取り組む方法です。

家族会議については以前ブログで書いておいた方法について下記をお読みください。

レッツ・トライ家族会議(1)~(4)まで

家族会議は「愛と勇気づけの親子関係セミナーSMILE」で学ぶことができます。
SMILEのページへ

よくあるご相談

ケース1-「子供の兄弟喧嘩」どうしたら??

原則として兄弟げんかは兄弟同士の問題ですから、親は介入しません。
兄弟の問題は兄弟で解決してもらうというスタンスをとります。もしもその喧嘩により物が壊れるとか、うるさいとかの迷惑をこうむった場合には介入します。

ケース2-「お友達との問題」どうしたら??

お友達との問題で悩んでおられるお母さんも多いと思います。
実はこれも子供の問題です。生育年齢にもよりますが、学童年齢に達しましたらお子さん自身に解決してもらうスタンスでのぞみます。
ただ考え付かず自分で解決できないケースも多いので「いつでも相談に乗るよ」ということは常に伝えて見守っていきます。

ケース3-「ご飯をちゃんと食べてくれない」どうしたら??

ご飯の最中に遊んで食事が終わらないということはよく見られるようで、困っているお母さん方も多いようです。言っていることがわかる年齢になりましたら事前にお子さんと話し合いをしましょう。「~時になったら片付ける。」等の取り決めをします。
食べ終わっていなくてもその時間になったら片付けることです。

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