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対人苦手克服

対人苦手克服

「周りとの関係が良くならない」
「苦手な人と一緒に働かなきゃならない」
「どこにいっても苦手な人がいる」
「どうしても周囲となじめない」
「人間関係のトラブルに巻き込まれてしまう」

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アドラー心理学の知恵でこんな悩みとはさよならしましょう!

アドラー心理学は「人間の悩みはすべて人間関係」と捉えているので、とてもお役にたつ心理学です。

アドラー心理学を学ぶことによりあなたは「人間関係の考え方・捉え方」を変えることができ、「人間関係を楽にする方法」を得ることができます。

難しくはありません。少しだけ勇気を出してちょっと努力すればできることばかりです。

アドラー心理学は実はとてもシンプルなのです。

苦手な人と自分を偽ってまで仲良くする必要はありません。自分を嫌う人と無理に近づく必要もありません。

そのかわり苦手な人がいることを受け入れましょう

人に疎んじられたり、望んだようにできなかったり、好き嫌いがあったり、相性の良しあしもある。それらは誰にでもあること。

人間関係にベストはありません。
ベストではなくベターを目指す。

時には仕事と割り切って協力できさえすれば自分や周囲を害することがない。
アドラー心理学の学びで「人間関係が楽になる方法」を得て、自分の人生が一変するきっかけをつかんでください。

人間関係の悩みはどこから?

私たちを取り巻く人間関係は様々で対応できないと感じられる方もおおいのではないでしょうか?
人間関係を一度整理して見ましょう。すると四つの基本要素に分けることができます。

①自分自身②相手③関係性④環境

人間関係について悩んでいる場合私たちは①~④のどれかを変える必要があります

ほとんどの場合人間関係で悩んでいる人は最初に②の「相手」について挙げることでしょう。
これは相手が自分に対してどうであるか、どう扱っているかということです。

「あの人は自分の事ばかりで人の事なんか考えない。」
「上司は命令ばかりでいろんな仕事を押し付けてくる。」

こうしたものを解決したいと思うと「相手が悪い」すなわち相手を変えたいと思う事でしょう

突然休日出勤や残業を言われても断れないあなたは、マイナスの感情だけが膨れ上がっていきます。
最も変わりにくいのは「相手」である上司の心です。

次に変わりにくいのは「環境」です
職場に移動を申し出たり、あるいは転職したりということで環境は変えられることでしょう。
しかしそう簡単にできることではありません。また変わったところで思い通りにいくとは限らないのです。

自分の意思で変えられますが変えた結果が思うとおりにいくとは限らないのが環境と言えるでしょう。

「相手」や「環境」に比べて変えやすいものに「関係性」があります。
上司に便利に使われたくないならきっぱり断ればいいのです。
上司と部下の服従関係をやめることで人間関係の苦しみを解消できます。

とはいってもこれはなかなかできないことでもあります。

では最も変えやすいのはなんでしょう?
それは「自分」です

自分ならば自分の意思で思うとおりに変えられるからです。
自分の心構えをちょっと変えたり人間関係を大きく変える切り札になります。

アドラー心理学では「自分の行動を決められるのは自分」という「自己決定性」を唱えています

どんな状況でもどのような相手であってもまずは自分が「どうしたいのか?」を選べるのです。
相手も関係も変えられなくても自分だけは自分の力で変えられます。

自分が変わることで相手との行き詰った関係も変化していくことでしょう。
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苦手な人はライフスタイルが関係している

あなたが苦手な人はどんな人でしょう?

「威圧的な人」が嫌いという人は以前の経験から威圧的な人を連想して記憶を持ち出してきます。

ある子供のころの威圧的だった大人との経験が強烈で、その人と似たタイプの人に拒絶反応が出てしまうのです。

このように人は誰かと出会った時自分の経験をもとにして一瞬のうちに人を判断してしまいがちです。

「この人は苦手だったあの人に似ているから関わりたくないな。」

過去の経験や知識に従って人との好き嫌いを半ば決めつけてしまいます。

心の中の分類ボックスにいつも無意識のうちに「苦手」「得意」「まあまあ」の箱に選り分けているのです。

アドラー心理学ではこういう主観的な物事の見方を「認知論」という言葉で説明しています。

認知論とは人間は同じものを見たり聞いたりしても受け止め方が大きく違うという事です。

同じ人に出会っても「感じの良い人」と思う人もいれば「嫌味な人だ」と思う人もいる。

常に自分だけの主観的な物差しで物事を分類してしまう。

ある人を一瞬で苦手ボックスに入れてしまうと意識しない限りは新しいボックスへ入れ替えることはできなくなります。
苦手な人はずっと苦手なままになるのです。

そういう行動や思考パターンを「ライフスタイル」と呼ぶのです。

自分が苦手意識を持つと相手にも伝わりますので、相手にも警戒心が伝わりどういうわけかうまくいかなくなるのです。

一方で自分は苦手なのに相手が自分に好意を持っている場合もあります。
なれなれしく接してくるのでこんなときかえって相手の行為にイライラしてしまったりします。
こうなるとますます苦手意識が増幅されてしまいます。

苦手な人はいていいのです。
苦手意識を弱めることはできますが、ゼロにすることはできません。
苦手な人がいなくなることは決してありません
それは「相手」を変えるという事になるからです。

悩んでいる時に気を付けたいこと

人は誰でも苦手な人がいますが、周囲に苦手な人だらけになってしまうという事はありません。

人間関係に限らず悩むときにはある一定の傾向があります。
それは物事を誇張してしまうという事

悩んでいる時には「みんなが」「すべてが」「いつも」という言葉を使ってしまう傾向があるのです。

不登校に悩んでいる生徒が「みんなに嫌われている」と言っても、事実を確認すれば実際には数人であったりするものです。

好意を持っている、またはどちらでもない人の事は頭から消えているのです。
そして本当はクラスの一部の人とだけうまくいかないのに全部がうまくいかないと思い込んでいます。

こうした思い込みをアドラー心理学では「基本的な誤り」のひとつ、「誇張」だといっています。

基本的な誤りのせいで自分にマイナスのレッテルを貼って次第に状況を誇張してしまう。

「基本的な誤り」にはほかに「過度の一般化」や「単純化」というものもあります。

いずれにしても私たちが悩みを持つと「基本的な誤り」が悪さをして正常な判断力を失わせます

世の中苦手な人ばかりという事はありません。苦手な人もいるというだけのことです。

苦手な人がいるから~に行きたくないという風に考えがちですが「苦手な人もいるけど好きな人もいる」と考えてみてはどうでしょうか。
これだけでもだいぶ気持ちが楽になると思います。

何か嫌なことが起きた時に「たとえ~だとしても~」という発想をするとすべてが嫌なことばかりではないと気が付くでしょう。
自分の心の習慣を変えるだけでずいぶん人間関係は変わってくるはずではないでしょうか。

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これから何ができるのか?で発想する

「苦手な人がいるから、皆に嫌われているからー学校や職場に行けない」という発想は原因論です。

原因論はできない理由を作りだすのにとても便利です。

一見もっともらしい理屈ですが、ではどうすればいいのか?という問いに答えることはできません。

自分では苦手な人を追い出すことはできませんし、嫌な人を消すこともできません。
何かをアドバイスしても他の理由を持ち出します。
原因論で考えていても悩みは深まるばかりです。

アドラー心理学では人は目標を達成するために何ができるかを考える目的論で考えます

目的論では未来に目標があることで現在の状況や行為が決まると考えます。
つまり「職場や学校に行かない」という目的があり「人間関係が苦手」というのは後付された理由に過ぎないのです。

しかし自分の目標が常に適切とは限りません。
いつの間にか間違った目標を選んでしまった可能性もあるでしょう。

ですのでアドラーは、人は自分の意思で目標を選び直すことができると考え目標達成のために何ができるのかを追求しました

「学校や職場に行く」という目標を持てばこれから行くために何ができるかを考えることができます。

自分の意思を達成することが目標になると勇気を持って行動できるようになるのです。

大切なのは過去がどうであったかより今から未来に向けて何ができるか、です。
苦手な人がいるという事実を認めたうえでこれから人間関係に悩まないために何ができるかという未来志向を持つことが大切です。

相手の機嫌を取る必要はない

「人間関係がうまくいかないのは自分の性格に問題があるのでは?」と考えて悩む方もおられるでしょう。
人にはどうしても理屈ぬきで合う合わないがあるものです。

自分にこれといって落ち度がなくても苦手な人が出てきてしまうのです。

確かに目の前の相手の機嫌が悪いと自分に何か落ち度が?と考えてしまいますが、冷静に考えれば相手が不機嫌なのは相手の問題であって多くの場合あなたは無関係です。

別の嫌なことがあったのかもしれないし、不安で気になることがあるのかもしれません。

アドラー心理学では「機嫌が悪い事にも目的がある。」と考えます。
それは「他者を近づけたくない」という目的です。

ですから相手が不機嫌な時は「この人は今日は機嫌が悪いんだ。」と思えばいいのです。
そして次の機嫌がいい時に付き合えばいいのです。

朝から親に「勉強しろ」とか「仕事をちゃんとやってるの?」と聴かれてムッとした経験は誰でもあるでしょう。

まさにその時はそれ以上言われたくない、または相手を近づけたくないという目的で不機嫌になっていることと思います。

不機嫌な相手を目の前にした時、時には「自分には関係がない」と割り切って接することも大事なのです。

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トレーニング次第で人付き合いも上手になれる

人は身近な人との関係を通じて人との接し方を経験的につかんでいきます。アドラー心理学では人間関係に大きな影響を及ぼすものに兄弟関係があると考えます。

たとえば年の近い同性の兄弟関係はどうしても競合になりがちであり、お互いに苦手意識を持つことになってしまいます。

そんな場合でも同年代の同性と学校などで付き合いを経験するうちに、付き合えるようになっていくことも可能です。

結局人との付き合いを通してトレーニングをすることになるのです。うまくいかないのは単に知識や経験が足りなかっただけで練習さえすれば人間関係がうまくいく可能性はたくさんあるのです。

新しい経験をすることで誰でも何歳からでも人間関係は変えられるのです。

苦手イメージは上書きできる

最初に苦手意識を持ったとしても、途中で解消されることは誰でもあることです。付き合っていくうちに意外と相手の素敵なところが見つかったりします。

そんなことに気が付いて徐々に関係が近しくなることもあります。
苦手な人のイメージは良い経験をすることによって上書きできるのです。

でもだからといって嫌いな人を無理に好きになる必要はありません。
なんとかして上書きする必要もないのです。

人には相性の法則があり、具体的には「2:7:1」または「2:6:2」の割合で「相性の良い人:普通の人:相性の悪い人」に分けられます。

あなたの周囲の人たちもあなたに対して同じ割合で相性の良しあしを判断しているのです。
「人は誰でも苦手な人がいる」
「私の苦手な0さんは全体の2割に属する人」と理解しておくだけでも十分なのではないでしょうか?

いずれにしても苦手だからと言って変わるかもしれないし、やっぱり駄目かも知れない、そう考えておくことで少しは楽に人間関係を築けるのではと思います。

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苦手は仕事と割り切ることも大事

あまりにも人間関係を重くとらえないことも大事なことです。人が生きていくには様々な人間関係が生じるのですからその中には「避けられない関係」というのもあるのです。

そして苦手な関係ももちろんあるでしょう。でもそれが四六時中続くわけではありません。
ですから時には「お仕事」と割り切ることも必要です。

仕事の場でしたら最低限の情報を事務的に伝えておけばいいのです。それ以上こじれることはありません。

そして仕事上は敬意を払って適度な距離感を保っておきます。
相手に巻き込まれない程度に関係していくのです。

苦手な相手との付き合いも一日のうちのほんのわずかな時間だけ。他の楽しみに目を向けていけばいいのです。

相手の短所は長所である

人は基本的には長所に基づいた行動をしています
朝挨拶をし、お茶を入れ、電話に出て、と何気なくしている行動はほとんどが適切な行動です。

逆に短所に基づいた行動は全体の中で言えばほんのわずかです。

ところが私たちは長所に基づいた行動があまりに当たり前すぎてついつい相手の長所を見逃してしまいがちです。

「当然の事」としてスルーしてしまうのです。

ゆえに全体のわずかしかない行動であっても「またやっている」と批判的な目で見てしまいます。

いったんダメな人というレッテルを貼ってしまうと長所に基づく行動も短所として捉えてしまいがちなのです。

アドラーはこういう問題に対してこんなことを言っています
「大切なことは何を持っているかではなく、持っているものをどう使うかである」

たとえばいろんなことに同時に手を出してしまい一つの事に集中できないという特性は、同時進行する能力のある器用な人だと言い換えることができます。
だからその特性を活かせばいいのです。

短気な人は「瞬発力がある人」、のろのろしている人は「じっくり考えて行動する人」

この人はのろまだと思うより「じっくり考える人なんだ」と思えば不思議に魅力に思えてきます。

大切なのはマイナスの面に目を向けないことであり、プラスの部分を見てそれを活かそうと考えるだけでも人間関係の苦手意識は克服できる可能性が高くなると言えるでしょう。

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好き・嫌いの尺度を変える

日本人は極端に人に好かれる嫌われるに敏感です。
そういうことにエネルギーを使いすぎるのです。

そのために無理をして相手に不本意ながら従い無理をしてしまうことが多いのです。

けれどもこういった「好き・嫌い」の判断軸をアドラー心理学では「建設的・非建設的」という判断軸に置き換えることを提唱しています。

これは自分と相手の共通のゴールを設定して「どうあるべきか」を考え働きかけていくような関係言います。

好き嫌いを尺度にしてしまうと最終的には相手の判断が軸になるので相手との関係性をコントロールできなくなるのです。

共通目標のために自分にできることをする。

その結果として人から嫌われたとしてもそれは自分ではどうしようもないことなのであるがままに認めればいいのです。

好かれることに執着しなくていいのです。
自分に好意を持ってくれる人もいれば嫌う人もいるというだけのことなのです。

失敗から成長する

人間関係で失敗することもあるでしょう。でもそのことについて考えてみるとあなたはチャレンジしたからこそ失敗したのです。

人と関わろうとしたからこそ失敗した、チャレンジした結果であるのです。

ですから相手を責めたり自分で落ち込んだりせず自分のチャレンジを評価しましょう
失敗は学びのチャンスですから積極的にしてもいいぐらいです。

「今回は失敗したけど人との距離感をたくさん学んだから良しとしよう」

リスクを負わずしてリターンは得られません

真の人間関係を築く上で失うものはたくさんあります。ですが誰ともかかわりを持たなければ傷つかない、そういう選択をするよりも傷ついてもいろいろな人と関わって成長していく人生のほうが魅力的だと思います。

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勇気づけできる人には苦手な人がいない

アドラー心理学では目標に向けて一歩を踏み出せるように他人を、そして自分を勇気づけることを重視します。

そのためしばしば「勇気づけの心理学」と呼ばれます。
勇気は私たちが苦手な人と付き合っていくための普遍的なキーワードです。

勇気とは「困難を克服する活力」であり、勇気づけとは「困難を克服する活力を与えること」ということです。

どんなに臆病な人でも心の奥に人と関わろうとする勇気を持っていますし、いざというときに自分や他者を勇気づけることができます。

苦手な人を少なくするためになぜ勇気づけが必要なのか、その理由は三つあります。

1.相手の自己肯定感を高められる
自分自身を嫌っている人は自分の姿を他者に投影して他者を嫌ってしまう傾向があります。つまり自己肯定感が低い人には勇気づけで相手の自己肯定感を高めることが一番です。

2.相手との信頼感を高められれる
相手を勇気づけるとお互いの信頼関係が高まります。当然良好な人間関係になっていきます。

3.相手が他者に活力を提供できる
勇気づけた相手が元気になり、その元気を周囲の人のために提供するのは理想的な姿です。これが勇気づけの最終的な目的と言えるでしょう。

勇気づけには「自分を勇気づける」と「他者を勇気づける」がありますが、思い通りに自分の意思で変えられるのは自分自身です。

そこで自分への「勇気づけ」から始めることで徐々に真の人間関係を築ける人になりましょう。そうすることで「周囲への勇気づけ」ができるようになっていくのです

自分を勇気づけるためのルール

アドラー心理学の自分を勇気づける方法には4つのルールがあります。

1.目的志向で生きる
アドラー心理学は過去の原因を探る原因志向ではなく、目的志向から人間を理解しようとします。人が取る行動はその人の目標や目的にしたがった結果だと考えるのです。
目的志向で考えると過去にいろいろな問題があったとしてもそれをどう解釈し対応するかは自分で決められるようになります。
過去は変えられませんが、現在と未来は変えられます。そのためには正しい目標を自分で選んでいくことが自分を勇気づけることになるのです。

2.「建設的な人」を目指す

「いいひと」とは、相手や周りにとって都合のいい人、便利な人ということです。
相手を喜ばせようとするのは悪いことではないのですが相手の都合で動く癖がついてしまうと自分を演じてばかりいるのでやがて疲れてしまいます。
どうも。人間関係で疲れてしまうなと感じる人は、自分が相手にとって都合のいい人間になっていないかどうか見直してみましょう

そして「いい人」になっている人はそれをやめる決断をすること
いい人をやめても不都合は起こりません。

自分が他人の期待を思い込みで背負っていただけかもしれませんし、いい人をやめても人間関係が悪化する心配は無用です。

いい人をやめるのは決断力。
いい人ではなく「建設的な人」を目指しましょう

お互いの目標のために何ができるのかを考えて行動するのです。
それが自分を勇気づけ相手を勇気づけることになるのです。

3.笑いを取り入れる

勇気づける人はユーモアがあります。アドラー心理学では笑いの効果について重要視しています。

アドラーはこう言っています。
「喜びは他者と自分を結びつける情動であり、悲しみは離反させる情動である」

人は笑うことで開放的になり心にもゆとりが生まれるのです。
ゆとりは物事を客観的に見られる目を取り戻させます。

そして
「なんてつまらないことにこだわっていたのだろう」と自分で気が付くのです。
楽観的に未来志向で相手と付き合うことができるようになります。

4.楽天主義ではなく楽観主義になる

楽天主義の人は根拠なく「いいことが起きる」と信じて疑わない人です。
悪い言い方をすれば能天気なのです。

一方楽観主義の人は世の中には良い事もあれば悪いこともあることを理解しています。
そのうえで自分は最善の選択ができると信じているのです。

今はうまくいっていないけれど私なら必ず挽回できる、必ず良い方向へ向かうことができる、だから今できる最善の努力をしようと楽観的に考えることができるのです。

以上の4つを踏まえて苦手な人との関係をまずは自分を勇気づけることから始めてください。

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自分を勇気づける習慣を身につけよう

まずは生活そのものを「自分への勇気づけ」をテーマにして変えていくことが一番です。

朝起きた時、これからまた人生が始まる。自分は今日という一日を手に入れることができた。

「今日も元気に過ごそう」「今日も頑張るぞ」「今日も気分がいい」

夜を迎えた時
一日の終わりに「今日も良くやった」と自分に感謝して就寝する。

一日の始めと終わりに自分を必ず勇気づける習慣をつけるだけで、その日がどんなに嫌なことがあっても、その日を肯定して自分を勇気づける習慣をつけましょう。

勇気づけのコミュニケーションは言葉だけではない

勇気づけの言葉は、四つの条件に当てはまる場合にのみ使うことができます。言葉だけ取り繕っても下心があって人を動かそうとしているだけであればそれは支配・操作にしかなりません。

1.誰が発信しているのか?ーあなたを知らない人が勇気づけをしてもしらじらしく下心があるように感じられてしまいます。

2.誰が受信するのか?-人によっては勇気づけを受け付けないこともあります。

3.記号ー表情や語調、そして態度勇気づけにならない場合もあります。後ろを向いたまま「ありがとう」と言われても勇気づけにはなりません。

4.相互の関係
お互いに信頼し合っている人同士であれば、馬鹿だなあという言葉も勇気づけに聞こえます。
勇気づけになるかどうかは関係によって決まってくるということです。

褒めると勇気づけの違い

人は誰でも褒められるとうれしくて褒められようと頑張ります。そして褒められるために行動するようになります。

褒めることは一言で言うと外発的動機付けであり、「人が相手を操作するための行為」という事になります。

褒める人がいなくなった途端に行動しなくなるのです。
アドラー心理学では人間関係を「上下関係」として捉えることは精神的な健全さを損なうものとみなします。

アドラーは、上司と部下だろうと親と子だろうと等しく横一線にならんでいる人間関係をベストとしています。

褒める人と褒められる人の関係は上下関係なのです。

それに対して勇気づけることは、内発的動機付けです。
相手が自立して自分で自分を勇気づけられるよう「困難を克服する活力を与えること」

すなわち共感的対等の関係です。

人から言われなくても「これをやればみんなのためになるし、自分も気持ちがいいからやろう」と考え自発的に行動するのが勇気づけです。

「褒め」は人間関係をダメにする

時には褒めることもあっていいのですが、褒めることには弊害が多いのです。

まず褒めはじめるとやり続けなければならなくなります
褒めて人を動かす習慣が身につくと半永久的に相手を褒め続けなければならなくなります。
褒めるのをやめたとたんに相手が動かなくなるからです。

次に褒めるレベルを徐々に高めないと効果がなくなります
最初はちょっとした褒め言葉で相手をやる気にさせることができるかもしれませんが、要求は次第にエスカレートしていきます。
より多く、より刺激的に褒めないと効かなくなっていくのです。

そして絶えず指示や管理しなければならなくなります
褒めないと相手は動かないわけですから常に相手を見て褒め続けなければならなくなります。こうなると相手を操作するどころか相手に翻弄されることになります。

子どもや部下の人間関係に悩んでいるのであれば、もしかしたら外発的動機付けに慣れてしまい結果的に自分を苦しめているのかもしれません

できるだけ褒めるのをやめて相手を勇気づけるように意識を変えることが大事です。

感謝の材料を探す

「褒める」ことがよくないのはわかったけれど、それではどうやったら「勇気づけ」に変えることができるのでしょう。

もっとも効果的ですぐに始められる勇気づけの方法は「感謝」です。
感謝されて相手に否定されるケースはほとんどありません。

感謝するのに仕事上の評価やお金も必要ありません。

アドラー東北のセミナーにいらっしゃる皆さんはそれぞれ家族の悩みなどをお持ちですが、たとえば出がけにいつものごとくご主人とけんかをしたなどと言う場合でも、感謝をお伝えするようにと申し上げることがあります。

感謝ですか?と面食らったようなお顔をなさる方が多いです。
「あなたがこうして家を空けている間、ご主人が家を守ってくださっているのでしょう?感謝できる材料があるではありませんか。」とお勧めします。

「メールでいいのですよ。」

そうするとメールでありがとうという言葉を贈った方がご主人からの返信を読んで[今朝の喧嘩はどこかへ吹っ飛んでしまいました。」と笑顔を取り戻されるのです。

私たち日本人は感謝を口にするのが苦手な傾向があります。
道を譲ってもらった時についつい「すみません」と言ってしまうのですが、本来は「ありがとう」なのです。

謝るときも謝罪の言葉に「ありがとう」という感謝を伝えるとより相手を大きく勇気づけることになります。

駄目だしは最悪の手段

「感謝」の言葉以外でも勇気づけの方法はいくつかあります。
まず「ヨイ出し」をすることです。

「ヨイ出し」とは、相手の長所に目を向けて良い行為であると言葉に出して伝えることです。

ヨイ出しは、見返りや服従を求めませんので、評価や操作したりする効果が少ない点でも褒めるのとはまったく違う点です。

ピンと来ないかもしれませんが、反対の言葉が「ダメ出し」です。これならご理解いただけるでしょう。

ダメ出しは相手の欠点に注目してけなしたり非難することです。
よくよく周りを見てみると私たちは驚くほどのたくさんのダメ出しをおこなっています。

ダメなところをしてきするよりもヨイところを認めるほうが、人の能力を伸ばすことができるのです。
またヨイ出しは上下関係ではなく対等の関係での働きかけですから褒めることとは違うのです。

ヨイ出しは相手への勇気づけとして効果が高いと言えるでしょう。

結果がすべてという考えをやめる

次に勇気づけの方法として「プロセスを重視する」があります。
これは「結果がすべて」という考え方と対極にある物事の捉え方です。

すべての出来事にはプロセスと結果がありますが、これは常に一定の関係にあるとは限りません。

努力をしたからと言ってそれが結果として現れるとは限らないのです。
にも関わらず勇気を与えられない人は結果だけを見てダメ出しをしてしまうのです。

プロセスを重視すると相手に欠ける言葉も変わってきます。
「ずいぶん努力しているね。工夫の跡がみられるよ。」
「君は結果が出なくて残念に思っているかもしれないけど、以前に比べるとだいぶ前進していると思うんだが。」

プロセスを重視した勇気づけは年齢に関係なく使えることもその強みであり良さでもあります。

人間関係を悪化させる「比較」

人間関係を悪化させる要因は、非難・批判・ダメ出し・恨み・嫉妬などから生まれる言葉です。

相手の勇気をくじいて関係が悪くなっていきます。

勇気くじきのもっとも多くみられるものの一つが「比較」です。
比較には三つのパターンがあります。

①過去との比較
「以前はこれぐらいできていたのに」
「あのときはできたのに。。」
など過去と比較して批難されると私たちは勇気をくじかれてしまいます。
またこれは他者だけでなく自分に対してもやりがちです。

②他者の強みと本人の弱みの比較
「00さんはできているのになんで君はできないの?」
「00さんのほうがもっとしっかり仕事をしているよ。」
など他者と比較されると嫌な気持ちになりますね。

③理想との比較
「期待していたのに全然できていないじゃないか!」
「このぐらいはできると思っていたのに期待外れだね。」
などと言われてしまうと気持ちが萎えてしまいます。

他にも外見について
「おまえチビだな」など本人にはどうしようもないところを突くというのもあるでしょう。

また能力について
「こんな簡単な仕事もできないのか」
「本当に大学出てるのか」
「こんな中学生でもできることがどうしてそんなに時間がかかっているんだ」などもあります。

こんな言葉をかけられたら誰だってひどく傷ついてしまいます。
勇気くじきの言葉はたった一言でも相手にダメージを与えてしまい、一瞬にしてそれまでの信頼関係を失うきっかけになります。

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